トルコ、フィンランドのNATO加盟を承認か
2023年03月15日付 Milliyet 紙


レジェプ・タイイプ・エルドアン大統領は、日中、フィンランドのNATO加盟について重要な発言をした。エルドアン大統領は、フィンランドとの約束を守ると述べ、金曜日を指した。この発言後すぐに、スウェーデンとフィンランドのメディアではエルドアン大統領の発言が話題になった。

ロシアのウクライナ侵攻後、スウェーデンとフィンランドはすぐにNATO加盟のため活動を開始した。トルコとハンガリーは、NATO加盟申請をした北欧諸国を拒否した。

昨夏スペインで会談したトルコ、スウェーデン、フィンランドは、三国合意を結んで解散した。トルコは、自国の要求が実現した場合、二ヵ国がNATOに加盟することができると述べた。2023年になると、スウェーデンの首都ストックホルムでは次々とスキャンダルが発生し、交渉は無期限延期となった。

■パルダン氏を原因とした交渉中断

まず、ストックホルムでエルドアン大統領の人形が人民防衛隊のテロリストによってクレーンに吊るされた。その数日後、極右政治家ラスムス・パルダン氏がストックホルムのトルコ大使館の前で聖典コーランを燃やした。聖典が燃やされたことによってトルコは湧き上がり、スウェーデンへの反感は雪だるま式に増大した。トルコ政府は、スウェーデン、フィンランドとの三国間交渉を無期限で中断し、この決定は同盟への加盟を待ち望んでいる北欧諸国に激震を与えた。

■ブリンケン氏による発表:再開

二月に入り、アントニー・ブリンケン米国務長官は、地震後のトルコを訪問し、メブリュト・チャヴシュオール土外相との会談の際、三国間交渉の再開を発表した。

3月9日のNATO本部での首脳会談では、最初の二回の会談同様に署名された協定に示されている約束がスウェーデンとフィンランドによって実行されたかどうか、項目ごとに問題点を挙げた。トルコは、フィンランドは前向きな措置を講じているが、スウェーデンは同盟に加盟するに至っていないと述べている。トルコ政府は、スウェーデンが約束した諸事項が具体的に実行されるのを確認したがっている。

■エルドアン大統領:我々は約束を守る

こうした展開の一方、日中エルドアン大統領はフィンランドのNATO加盟の可能性について重要な発言をした。最近では1月末、エルドアン大統領はこの話題に関して「我々は必要であればフィンランドに関して異なるメッセージを出すことができる。我々がフィンランドに関して異なるメッセージを出すと、スウェーデンはショックを受けるだろう。しかし、フィンランドは同じ過ちを犯してはならない」と述べ、今日の声明では以下のように述べた。

「手続きが何であれで、我々はその手続きの中で役割を果たす。我々は自身の職責を果たす。我々は約束を守る。金曜日には大統領と会談し、約束を履行することになろう。」

(後略)

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( 翻訳者:田原紗樹 )
( 記事ID:55234 )