地震被災地での水害被害、死者数18人に増加
2023年03月17日付 Cumhuriyet 紙
カフラマンマラシュを震源とする地震による建物の倒壊被害に次ぎ、被災地域での激しい降雨は死者を生んだ。捜索・救助活動が行われる中、スレイマン・ソイル内務相は、シャンルウルファとアドゥヤマンにおける水害被害の直近の状況について発表を行った。死者数は18人に増加した。
2月6日に発生したカフラマンマラシュを震源とする地震の影響を受けたシャンルウルファ、アドゥヤマン、マラティヤ県の豪雨は、洪水を生んだ。シャンルウルファとアドゥヤマンで現時点で18人が死亡している。
ソイル内務相は、水害によりシャンルウルファで16人、アドゥヤマンで2人、合わせて18人が死亡したと発表した。
ソイル内務相はシャンルウルファにある安全緊急対策本部で会見を行った。発表内容は以下のようなものである。
「朝までに[アタチュルク・ダムからの]400万㎥分の[泥の混じった]水が除去された。頻繁に点検が行われている。すでに浄化作業にも着手しており、上水は現在浄化されている。」
「シャンルウルファでは浄化された水が明日午前5時に上水システムへの供給を開始される。100台以上の生活用水用の給水車が到着し、飲料水のため[100台以上の長距離輸送トレーラーが]来た。」
■下水であるという主張
「悲しいことに、挑発的なアプローチや、誤った情報をもって、上水用の水の中に下水が混じり、上水の成分に問題があると主張された。人々が困難な状況を悪用するというのは、神を畏れない者たちの成せる業だ。こうした判断を発信するはジャーナリズムではなく、道化芸である。シャンルウルファの住民の皆様は安心してください。私たちは飲料水の支援を可能な限り実施する。広域市や県知事府は必要な情報提供を行う。」
「シャンルウルファの住民の皆様は安心してください。上水に下水が混じっているという主張は誤ったものだ。」
■死者数の増加
シャンルウルファでの死者数は12人であった。シャンルウルファで16人、アドゥヤマンで2人、合計で18人が死亡した。
[ウルファの]ボゾヴァ郡、[アドゥヤマンの]トゥト郡で捜索・救助活動が続いている。
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( 翻訳者:清水志保 )
( 記事ID:55250 )