メブリュト・チャヴシュオール外相は、カイロでエジプトのシュクリ外相と会談した。会見後に両外相は記者会見を開いた。チャヴシュオール外相は、「外交関係をもっとも上位のものにしたいと考えている。そこで重要なのは両者がそれぞれに強い政治的意思をもつことだ。両者ともに、強い決意で臨んでいる」と述べた。
メブリュト・チャヴシュオール外相は、エジプトのシュクリ外相の招待に応えエジプトを訪問した。チャヴシュオール外相はカイロのエジプト外務省の建物の入り口で、シュクリ外相により迎え入れられた。両外相は挨拶ののち、会談に移った。チャヴシュオール外相は、11年ぶりにトルコからエジプトを訪問した閣僚となった。
■「来ていただいたことは、我々にとって名誉」
チャヴシュオール外相とシュクリ外相は会談ののち、共同記者会見を開いた。最初に口を開いたのはエジプトのシュクリ外相で、このプロセスにより同じ見方が育まれたとのべ、「このプロセスの前向きな結果により、両者が望む到達点に至るだろう。我々が同じ理解をしていることがわかった。地域的な問題について、同じ見方をしているといってもいいだろう。わが兄弟、わが友チャヴシュオールに、ようこそ、と言いたい。来ていただいたことは、我々にとって名誉だ」とのべた。.
■「エジプトが示した連帯を、私たちは決して忘れない」
チャヴシュオール外相はエジプトの温かいもてなしに感謝し、次のように続けた。
「今日まで、ここに来ることがかなわなかった。しかし、今後は私たちの訪問は頻繁になるだろう。愛する友を、また我が国でもてなしたい。地震に対し示してくださった支援と連帯を、わが国の国民も我々も、決して忘れない。エジプトからトルコに大量の支援物資が届いた。エジプトに出発した頃、人道支援物資を載せた4機目の飛行機が着いたとの知らせを受けた。改めて感謝を申し上げる。」
■「両国の大統領は関係改善に合意し、我々に託した」
「両国の大統領はドーハでの会見ののち関係改善につき合意し、我々に任務を与えた。我々はこの段階に至る前にも、別の会合などえ会談し関係をどうやって正常化するかを話しあった。今日、具体的な一歩が踏み出されたことをうれしく思う。
エジプトとの関係改善というとき、両国だけの問題ではない。地域の安定のために2国間関係の重要性を誰もが知っている。地域の繁栄のためにともに努力せねばならない。今後のプロセスで意見の相違はあるかもしれないが、絆を切らないために双方がなすべきことをする。」
(中略)
■エルドアン・シーシー会談は行われるか
「ドーハの会談の際、私もそこにいた。両大統領は、また会談をするために、我々に準備を指示した。あの時から準備を続けている。今日も会合をもった。もちろん、両大統領が会談するために必要な準備をする。現在、トルコでは選挙プロセスがはじまったところだ。選挙後に両大統領は会談する。日程を決め両大統領の会談の準備をすることは、我々の仕事だ。」
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( 翻訳者:トルコ語メディア翻訳班 )
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