日本からカフラマンマラシュを震源とする地震で被害を受けた地域への支援物資を乗せた第一便が、NATOによる調整の下、現地に到着。
NATO調整の下、日本によるカフラマンマラシュ地震被災地への支援物資の輸送第一便が到着した。NATOの声明では次のように発表された。「NATOが調整するエアブリッジ空輸の一環として、NATOパートナーである日本は、この先数日間でトルコに対して何百枚というテントや支援物資をトルコに輸送する予定だ。これは、日本の自衛隊がNATOと共同して実施する初の国際緊急救援活動だ。今後数日中にさらなる便の運行が予定されている。NATO同盟国およびパートナー国は、ここ数週間で、パキスタン経由でトルコへテント約一万張、毛布、医療物資を輸送した。たとえば3月初旬には、フランスがテント5000張、数千枚もの毛布を輸送した。」
この声明の中で、NATOのオアナ・ルンゲスク報道官は、「NATOは日本とのパートナーシップに深い価値を置いている。NATOが調整するエアブリッジ空輸の一環でトルコに支援を輸送しようという日本の決断は史上初であり、日本のNATOとの協力が国際平和と安全保障強化にいかに貢献するものかを改めて示している」と述べた。
また、同じ声明では、アンタキヤとイスケンデルンの両地震で家を失った4000人のためにNATOが一時シェルターを設置したと述べられた。さらに、「NATOの支援・供給部門が建設したシェルターには、暖房、発電機エリア、治療所も併設されている。アンタキヤに設置されたこの施設は、4月中旬までに2400人の避難者を受け入れる方向で計画が進んでいる。そしてこのほど、NATO同盟国もトルコに4000人分の一時避難所を追加設置することに同意した。初の国際救援活動には、加盟国に加えてフィンランド、スウェーデン、日本から集まった数千人以上の緊急要員が参加した。また、NATO連合軍は地震被災者のためにトルコに屋外診療所を設置した。今年初めにトルコを襲った地震は、NATO創設以来、同盟国の領土内で発生した最悪の自然災害であった」と話した。
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( 翻訳者:原田星来 )
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