エジプト:ミイラ化した二千個以上の雄羊の頭部が見つかる
2023年03月26日付 Al-Nahar 紙
アビドスにあるラムセス二世の神殿の最新の発掘作業で発見された雄羊の頭部
アビドスにあるラムセス二世の神殿の最新の発掘作業で発見された雄羊の頭部

エジプト:古代都市アビドスでミイラ化した二千個以上の雄羊の頭部が見つかる

【AFP通信】

エジプトは同国南部に位置する古代都市アビドスにあるラムセス二世の神殿で、プトレマイオス朝の時代まで遡る、ミイラ化した二千個以上の雄羊の頭部が見つかったと発表した。

考古学最高評議会のムスタファー・ワズィーリー事務局長は声明で、ニューヨーク大学のアメリカ人考古学者のチームの監督によって成し遂げられた今回の発見は「ラムセス二世の神殿での生活や、アビドスおよび周辺地域における神殿の歴史について重要な詳細を明らかにするものだ」と述べた。また、そのことは、エジプト第六王朝(紀元前2374年から紀元前2140年)からプトレマイオス朝(紀元前323年から紀元前30年)までの二千年以上の間、どのような生活が営まれていたかを知るのに大きく貢献するとした。

また、事務局長は雄羊の頭部のほかにもたくさんの数のミイラ化した動物が発見されたと述べた。その中には、「雌羊、犬、ヤギ、牛、そしてガゼルが含まれ、神殿の北地区内で新たに発見された貯蔵室の一つの中で発見された」という。なお、この場所はエジプト南部のソハーグ市に近い。

(後略)

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( 翻訳者:土屋伶斗 )
( 記事ID:55304 )