エユプスポルは、解任されたザフェル・トゥラン前監督の後任としてアルダ・トゥランが就任すると正式に発表した。この青年指揮官は、2022年9月に現役選手を引退したと発表していた。
TFF.1リーグに所属するエユプスポルは、3月27日にイブラヒム・ウズルメズに代わって監督に就任したザフェル・トゥラン前監督を解任した。エユプスポルは、後任の監督としてアルダ・トゥランと合意した。
■正式発表
イスタンブルに本拠地を置くこのクラブは、アルダ・トゥランと契約を結んだとSNS上で正式に発表した。この青年指揮官はエユプスポルと1年半の契約を結んだ。
エユプスポルからの正式発表には次のように記載されている。「エユプスポルは、監督としてアルダ・トゥランと1年半契約を結んだ。Semt-i Mukaddes(訳者注記:エユプスポルのこと)へようこそ、アルダ・トゥラン!」
■初陣はギョズテペ戦
アルダは、日曜日のアウェイゲーム・ギョズテペ戦でエユプスポルでの初戦を迎え、また監督としてのキャリアをスタートする。
■ライセンス教育が続く
トゥランは現在TFF(トルコサッカー協会)が実施している、UEFA(欧州サッカー連盟)・FIFA(国際サッカー連盟)に所属する各国のサッカー協会における最上位カテゴリーのリーグで7年以上プレーした選手が参加資格を得られるUEFA・A級/B級合同指導者教育プログラムで教育を受けている。
■2022年9月に現役選手を引退
アルダ・トゥランは直近ではガラタサライに所属していたが、2022年9月12日に感動的な動画で現役サッカー選手の引退を表明した。アルダ・トゥランの引退メッセージは次の通りだ。「難しかったが、とても素晴らしかった。私を愛し、プレーで価値を示し、リスペクトし、批判し、嫌った全ての人々の幸せを祈る。あなたたちも幸せを祈ってほしい。涙を流して、しかし勇気を持ってスパイクを脱ぐ時間が来た。私は自分の全ての旅路で最善を尽くすよう努力した。そして、悪い仕事はしなかったと思う。サッカーの世界で、ピッチの端で再び会う日までさようなら」
■成功に満ちたサッカーキャリア
アルダ・トゥランは、2011年にガラタサライからラ・リーガ(スペイン)のアトレティコ・マドリーに移籍し、このスペインの強豪クラブにおける象徴的な選手の一人となった。ディエゴ・シメオネ監督の下でキャリアの黄金時代を過ごした。
このトルコ代表選手は、アトレティコ・マドリーでラ・リーガ、UEFAヨーロッパリーグ、UEFAスーパーカップのタイトルを獲得し、また一度はレアル・マドリーとのUEFAチャンピオンズリーグ決勝で敗れた。2015年に移籍金3500万ユーロでスペインのもう1つの強豪・バルセロナに移籍したトゥランは、このカタルーニャのクラブで3年間プレーし、ここでもラ・リーガのタイトル獲得に成功した。
■A代表では「10番」を背負う
2006年8月16日にA代表デビューを果たし、通算100試合に出場した。2008年・2016年の欧州選手権ではトルコ代表チームの中心としてプレーしたトゥランは、100試合で16ゴールを挙げた。
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( 翻訳者:神谷亮平 )
( 記事ID:55419 )