モスクワで重要会議、トルコ・ロシア・イラン・シリア4外相会談
2023年05月10日付 Hurriyet 紙


トルコ、ロシア、イラン、シリアのアサド政権の各国外相のシリアを議題とした会談が今日、モスクワで開かれた。4外相会合では、テロとの闘いにおける連携、帰国が基礎的な連携の中で保障されること、政治プロセスの進展が議論された。トルコとシリアの関係改善のためにロードマップを作成することが決定された。

トルコ・シリア間の関係正常化に向けたメヴリュト・チャヴシュオール外相、ロシアのセルゲイ・ラヴロヴ外相、シリアのファイサル・ミクダド外相、イランのヒュセイン・エミル・アブドゥッラヒヤン外相の間で開催された、4外相会合がロシアの首都モスクワで終了した。

会合ではシリア人の自発的で安全、尊厳のある形での帰国の保障が簡易化されることが強調された。外相たちは、モスクワでの会合における前向きで建設的な雰囲気を強調し、4外相会合の形式で接触を続けていくことに合意した。

■ロシアからの声明文

会合に関してロシア外務省から発表された声明文において、外相たちがシリアの領土保全に関して合意したことが強調された。声明では、「国連安全保障理事会の第2254決議とアスタナ会合の公式決議に従い、シリアの主権、領土保全、そしてあらゆるテロとの闘いに向けた取り組みが再確認された。シリア人が自国へ自発的、そして安全に戻ることを含めて、シリアへ国際的な援助が拡大される必要性が強調された。」と述べられた。

トルコ・シリア関係の正常化のためのロードマップを作成するということに関しても、合意に至ったことを述べ、「外相たちはまた、外務副大臣に対して国防相たちや諜報機関の取り組みと連携してトルコ・シリア関係の発展のためのロードマップを作成する指示を出すことについて合意した」と述べられた。

■チャヴシュオール外相からの発表

チャヴシュオール外相は会合に関して、ソーシャルメディアのアカウントから行った発表で、「モスクワで開かれたシリアに関する4外相会合において、テロとの闘いでの連携、帰国が基礎的な連携の中で保障されること、政治プロセスの進展、そしてシリアの領土保全が守られる必要があると強調した。」と述べた。

■チャヴシュオール外相から重要な会談

メヴリュト・チャヴシュオール外相は、4外相会合の前にロシアのセルゲイ・ラヴロヴ外相と会談した。
チャヴシュオール外相とラヴロヴ外相は、穀物に関して話した中で、チャヴシュオール外相はソーシャルメディアのアカウントから発信した投稿で、「シリアに関する4外相会合の前に、ロシアのラヴロヴ外相とシリア、ウクライナ、そしてカフカスの動向と穀物協定について話した。」と述べた。

チャヴシュオール外相はその後、イランのヒュセイン・エミル・アブドゥッラヒヤン外相と会談を行った。

チャヴシュオール外相は会談に関する発表で、「イランのヒュセイン外相との会談で、シリア、上級レベルの訪問、経済、そしてエネルギーの連携が話題に上った。」と述べた。

4月の上旬に4カ国の副大臣が集まり、会合が実現した。

トルコ、シリア、ロシア、そしてイランの国防相と諜報長官による4者会合の形での初めての会合が4月25日にモスクワで行われた。

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( 翻訳者:伊永勇人 )
( 記事ID:55567 )