トルコ新月社代表のケレム・クヌク会長が辞任し、新月社の役員会は12日緊急の会合を行い、通常総会の開催を満場一致で決定した。
トルコ新月社の役員会は、きょうイスタンブルにある本部で緊急の会合を開いた。
カフラマンマラシュを震源とする地震が発生した後、テントを販売したことが議論となっている新月社では会長のケレム・クヌクが辞任する旨を伝えた。
新月社は「トルコ新月社の役員会は2023年5月12日に会合を開き、満場一致で緊急総会の開催を決定した。2016年以来会長を務めてきたケレム・クヌク氏の申し出と、決議により総会の開催まで規則に則って副会長のファトマ・メリチ・ユルマズ氏が会長を務める」と声明を出した。
トルコを徹底的に壊滅させたカフラマンマラシュ震源の地震は、11の県に被害をもたらし、そのなか新月社がテントを販売したことが明らかになると、新月社のケレム・クヌク氏には多くの批判が寄せられた。
■エルドアン大統領も参加
エルドアン大統領は会合に出席したのち、メディアに対しクヌク会長について「この問題は非常に残念だ。テントの販売は新月社のやることではない。迅速にこの問題を解決する必要がある。我々は新月社にテントの生産を定期的に行うよう指導をしていた。新月社はテントについてわずかな問題も残してはいけない」と述べた。
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( 翻訳者:小林佑輔 )
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