イラン統計センター 1402年ファルヴァルディーン月の月間インフレ率が低下
2023年05月19日付 Iran 紙


【イラン電子版】イラン統計センターは1402年ファルヴァルディーン月(西暦2023年3月21日〜4月20日)の前年同月比インフレ率が70%であるという情報を否定し、以下のように発表した。「誤った根拠のない情報が出回っているが、1402年ファルヴァルディーン月の月間インフレ率は1401年エスファンド月(西暦2023年2月20日〜3月20日)と比較して低下している。」

 イラン統計センターは報告書の中で、今年のファルヴァルディーン月の所得別、州ごとの月間インフレ率と前年同月比インフレ率の詳細について説明し、以下のように付け加えた。「イラン統計センター法第3条や国家開発計画恒久命令法第10条、そして統計最高評議会により度々承認された事項などの法的な各種事項に基づくと、イラン統計センターは国民経済計算(経済成長)や物価指数(インフレ率)などの国内の公式統計の作成および発表を行う公的な権威かつ監督機関である。すべての公式報告書には当センターが公開している数値を用いなければならない。」

 同センターは続けて「現在に至るまで中央銀行は1402年ファルヴァルディーン月のインフレ率に関する統計を一切公開していないにも関わらず、中央銀行関係者から提供されたとする情報に基づく報道が一部出回ったが、これは事実に反しており、信憑性に欠けている。」とした。

「イラン統計センターの公式発表によると、1402年ファルヴァルディーン月において国内の消費者物価指数が180.5に達しており、前月と比較して3.7%上昇し、前年同月比(ポイント・ツー・ポイント・インフレ率)で見ると55.5%上昇している。そして今月までの12ヶ月間においては前年同期比47.6%の上昇をみせている。」

 イラン統計センターは以下のように続けた。「したがって、今年のファルヴァルディーン月の月間インフレ率は、4.7%であった昨年エスファンド月のインフレ率に比べて1%低下している。この数字は《食品・飲料・タバコ》の主要費目で4%、《非食品・サービス》の主要費目で3.5%となっている。」

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( 翻訳者:IY )
( 記事ID:55677 )