エルドアン、ダム決壊問題でゼレンスキーとプーチンと電話会談
2023年06月07日付 Hurriyet 紙

レジェプ・タイイプ・エルドアン大統領は、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領、そしてウクライナのヴォロディミル・ゼレンスキー大統領と電話会談を行った。

大統領府通信局による声明によると、エルドアン大統領とゼレンスキー大統領の会談ではロシア・ウクライナ戦争の推移が話し合われた。

エルドアン大統領は、会談の中で、カホフカ・ダムで発生した爆破に関し詳細な調査を行うために、双方の戦争当事者側の専門家、国連、トルコを含む国際社会の参加する委員会の設置が可能であると述べた。

エルドアン大統領は、トルコとしては、こうした方法で最善を尽くす準備が出来ていると述べ、穀物回廊の際と同様に、交渉の方法をとることも可能だと言及した。

同大統領は、紛争が長引けば連日発生する人道的な損失を防ぐことが不可能になり、このため交渉へ立ち戻るという考えが優先されるべきと訴え、決意をもって公正な和平構築のため努力を続けていくべきと述べた。

■エルドアン大統領、プーチン大統領と電話会談

エルドアン大統領は、ロシアのプーチン大統領とも電話会談を行った。

エルドアン大統領は、会談の中、カホフカ・ダムで発生した爆破に関し包括的な調査が疑いの余地のない形で実施されることが重要であると述べた。よって、エルドアン大統領は、ロシアとウクライナの専門家、国連、トルコを含む国際社会が参加して委員会を設置することが可能と述べ、トルコとしては、その中で自らの責任を果たす用意があると明らかにした。

同大統領は、全世界が穀物協定の継続を重要視していると強調し、相互努力によって構築した協定が世界的な食糧危機を防いだ点で重要な役割を果たしていると指摘した。

また同大統領は、ロシアの穀物・肥料輸出に関する障害を取り除くために進められている国連との協議を続けることにメリットを感じていると述べた。さらに、トルコとしては、公正な和平構築を行う点で必要な努力を続ける決意であると強調し、紛争を終わらせるために必要なあらゆる支援を真摯に提供する準備があると述べた。

■クレムリンからの声明

一方、クレムリンによる声明では、ダムの爆破は大規模な環境破壊を引き起こしたと述べられた。

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( 翻訳者:伊永勇人 )
( 記事ID:55736 )