イエメン:ソコトラ島で大雨による多大な物的損失
2023年06月10日付 al-Quds al-Arabi 紙
■イエメンのソコトラ島で、熱帯低気圧「ピバルギ」の影響による大雨により、多額の財的損失
【サナア:本紙】
アラビア海とインド洋が交わる点に位置するイエメンのソコトラ島南部の地域で、1週間にも渡る断続的な豪雨が、住民の家屋、農地、家畜、船舶やその他の方面において重大な物的被害をもらした。
地元情報筋によると、ソコトラ県南部のノイド地域およびカラ地域では、熱帯低気圧(ピバルギ)による低気圧の影響で豪雨が発生したことで起こった洪水により、多くの道路が通行止めになっている。これにより、車の移動や都市や人口密集地帯へのアクセスが妨げられ、公的・私的財産に対する多大な物的損失が生じたものの、土曜日時点では人的被害は出ていない。
同県の地方当局は救援団体に対し、被災地の住民を助けるために緊急の介入を行うよう要請した。
熱帯低気圧がもたらしている低気圧は、ソコトラ島の南部に甚大な被害を残しながら2週目に入っている。ソコトラ島は、2008年に国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産リスト(自然部門)に登録されている。
(後略)
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( 翻訳者:宮元万緒 )
( 記事ID:55762 )