ミツォタキス・元ギリシャ首相のトルコ評
2023年06月22日付 Cumhuriyet 紙


ギリシャの最新の総選挙で、全ての政党が憲法上の過半数を占められなかったことにより、首相の座を一時的にロアニス・サルマス氏に譲ったキルヤコス・ミツォタキス氏はトルコに関して重要な声明を発表した。

ギリシャの与党、中道右派・新民主主義党党首キルヤコス・ミツォタキス氏は、水曜日に行った声明発表において、トルコがヨーロッパとの距離を縮め、西欧化することを望むならば、トルコとギリシャ間の対話を再開することが必要であると述べた。

■議論の対象ではない

7月11日から12日にかけてビリニュスで開催され、タイイプ・エルドアン大統領も参加するNATO首脳会議を控え、ミツォタキス氏は「我々が議論する多くのものはない。主権と非軍事化に関するテーマは議論の対象ではない。」と述べた。

一方、ミツォタキス氏はエーゲ海におけるエネルギー源のトルコとの共同利用案について激しく反対した。

■西トラキアについて

また一方で、トルコが西トラキアに暮らすトルコ系少数民族に対する動きを見直し、介入を避けることが必要であると述べたミツォタキス氏は、この問題について、会合時にエルドアン大統領と議論すると発言した。 

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:清水志保 )
( 記事ID:55837 )