ラテンアメリカ諸国との石油関連協定の調印は制裁の無効化に有効(2)
2023年06月16日付 Iran 紙
(続き)
国会エネルギー委員会のホセインザーデ委員は、「第13期政府はまた、外交の強化と関係性の向上をもって、ラテンアメリカやアフリカ、アジアなどすべての国々との交流の道を選択しており、もし相手国側が誠実に行動するのであれば協力を行う用意がある。なぜなら、イスラーム共和国はすべてのエネルギー分野において十分な能力を有しており、他国を支援することができるからだ。」と説明した。
ホセインザーデ委員は、イランとベネズエラの間の石油関連協定に触れつつ、「近いうちにイランの企業が協定の枠組みの中でベネズエラのアンモニア複合施設のユニットの一部の修理を実施する予定であり、この複合施設の製品販売に関わることで投資の回収を行う予定である。なぜなら、イランはエネルギー分野において120年近くに及ぶ成功体験を有しており、このようなプロジェクトの実施に際してはしっかり対応できるからである。」と説明した。
ラーレスターン県選出の同国会議員は、ベネズエラの産業におけるイラン人技術者たちの行動をイランの権威および正義、能力を示すものであるとみなし、「テクノロジー分野及び石油分野におけるナレッジベース企業は、制裁があるにもかかわらず十分に成長している。我が国の指導者たちはこのことを多面的に見ており、我が国にしっかりとした成果がもたらされることを私としても望んでいる。」と語った。
ホセインザーデ氏は、アーヤトッラー・ライースィー大統領のラテンアメリカ地域歴訪を重要なものであると評価し、「イランは有力な国であり、制裁の行使を恐れておらず、自国の関係強化をもって問題の解決に取り組んでいる。我々は、一刻も早く経済の問題が解決され、国際的交流と経済的・政治的に強力な外交が問題の解決に効果的なものとなりうることを望んでいる。」と述べた。
アーヤトッラー・セイイェド・エブラーヒーム・ライースィー大統領は、ベネズエラ、ニカラグア、キューバ各国の指導者の公式招待を受け、ホルダード月2日(西暦2023年6月12日)、国際交流の一環として、また共通の目的を有する友好国との関係強化や経済・政治・学術協力レベルの向上という方針を継続するため、ハイレベル代表団のトップとしてラテンアメリカに渡航した。
関係レベルの向上や交流の拡大を目的としたアーヤトッラー・ライースィー大統領のラテンアメリカ地域歴訪においては、様々な分野における複数の協力文書が、イラン及び上記3か国間で署名された。この際、通信、情報技術、エネルギー、保険、海上輸送、高等教育、農業、医薬品と医療、文化交流、さらには鉱山開発協力の拡大などの分野で19件の協力合意文書がテヘラン・カラカス間で署名された。
−(了)−
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( 翻訳者:KY )
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