カフラマンマラシュを震源地とするマグニチュード7.7の地震で被害を受けた都市のひとつアドゥヤマンで災害関連調整会議に出席したユルマズ・トゥンチ法務大臣が、記者会見をおこなった。
トゥンチ大臣は、地震調査では証拠を収集しておくことが大事だとし、これに関連して現地で多数の検察官・専門家が任務にあたっていると説明。また、「これまでに1757人の容疑者が起訴され、そのうち351人が逮捕された。 642人について司法的再調査のかたちで捜査が続いている。」と話した。
■新型コロナウイルスで仮釈放された受刑者について
トゥンチ大臣は、新型コロナウイルスにより仮釈放された12万2千人の受刑者のうち、刑期5年未満の者について刑務所に戻らないことを明らかにした。同大臣は、「我々はひとつの提案を整えた。開放型刑務所に収監されていて、新型コロナウイルスで仮釈放となった受刑者について、監視下保釈期間が5年未満の場合、彼らは監視下保釈でを本日まで行使したものとみなし、監視下保釈が実施されたと数える。つまり彼らは刑務所に戻ることはない。閉鎖型刑務所に収監されている受刑者が開放型刑務所に移るには一定期間が必要となるが、彼らも、その期間を3年前に遡ることが考えられる。もちろん裁量はトルコ大国民議会に委ねられている」と述べた。
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( 翻訳者:原田星来 )
( 記事ID:55945 )