これがトルコの光景とは!マドラサ教育からイスラム法国家へ・・
2023年08月10日付 Cumhuriyet 紙
マドラサ教育を与えることは憲法違反であるにもかかわらずトルコ各地で保守勢力による教育が与えられ続けている。公的立場のものは、傍観している…。
ディヤルバクルに本部を置く「学者とマドラサ連合」は南東アナトリア地方・東アナトリア地方の多くの県でマドラサを開校し、マドラサ教育を続けている。
特に若い男女たちに向けた「イジャーザ学者育成」と名付けたプログラムに数十人の若者が参加する中、トルコ共和国憲法に反するマドラサに関し何ら制裁も課されていないことは注目を呼ぶ…。
選挙で公正発展党(AKP)の候補者リストから国会に議員を送り込んだ自由思想党(HÜDA PAR)に近しいことで知られる「学者とマドラサ連合」勢力は、最近ヴァンの20~25歳の女性にマドラサ教育を修了したとのことで「イジャーザ(免状)授与」の証書を渡した。式典に出席した女性たちは黒いベールを着用した。
■アラビア語の吊看板
組織によりマドラサと名付けられた場所の入り口にはアラビア語の吊看板。マドラサの周囲は高い壁で囲んで活動を行なっている。組織の代表はエンヴェル・クルチャルスラン氏であり、8人の役員がいる。商業活動も行なっている同組織が、東部アナトリア地方・南東アナトリア地方でメンジル派が勢力範囲を拡大していることに対し、自身の勢力圏を守ろうとしている、と言われている。
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( 翻訳者:芝田幸恵 )
( 記事ID:56116 )