トルコに熱波、襲来「外を歩かないように」
2023年08月13日付 Hurriyet 紙


トルコ気象総局は、明日(13日)以降、トルコ全土が熱波の影響を受けると発表。 一部の県では気温が46度まで上昇するとの予想が示されている。CNNトルコ気象予報顧問のオルハン・シェン教授は、各地域ごとの警告をおこないながら、「一部県では記録的な高気温が観測される可能性がある。この熱波は5日間続くだろう」と述べた。 また、トルコ環境都市整備省のオズハセキ大臣も、極端な高気温について国民に注意を促した。週間天気予報は次の通り。

気象総局の発表では、日曜(13日)から高気温の影響が強まる地域として、内エーゲ海、地中海、中央アナトリア、黒海西部の内陸部、黒海中部~東部、そして東~南東アナトリアが挙げられ、それらの地域では来週を通じて季節平均より6~10度気温が上がるとの予測がされた。

■高温警報

気象総局発表では、「我が国の東部と南東部における現在の熱波は、2023年8月13日(日)以降、その影響を増大させ、他地域にも同様に影響を与えることが予測される。内エーゲ海、地中海、中央アナトリア、黒海西部の内陸部、黒海中部~東部、そして東~南東アナトリアで、来週中を通じて季節平均より6~10度気温が上がることが予測されている」とされた。

■熱波は5日間続く! 「不要不急の外出避けて」

CNNトルコ気象予報顧問のオルハン・シェン教授は次のように述べている。

「明日(13日、日曜)以降、イラク南東のバスラから来た熱気の影響で、中央アナトリア、東アナトリア、地中海東部、南東~東アナトリア西部は猛暑に入る。これらの地域の一部の県では記録的な高気温が測定される可能性がある。熱波は5日間続くが、マルマラ海、エーゲ海、黒海地方には影響しない。

ここ数週間、トルコ西部地域は猛暑の影響下にあった。一方、この日曜日から水曜日にかけては、中央アナトリア、東アナトリア、東地中海、南東アナトリア地域が熱波の影響を受ける。また熱波が自然災害を発生させる可能性がある。そうした地域に住んでいる人は不要不急の外出を避けてほしい。

なお、エーゲ海、マルマラ海、黒海地域では極端な高気温はない。ただし、今日(12日)、マルマラ海と北エーゲ海地域では北東風が嵐のような強さで吹く可能性があるため、漁師や船員等の海上関係者は注意が必要だ。」

(後略)

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( 翻訳者:原田星来 )
( 記事ID:56139 )