エルドアン大統領、第三回クリミア・リーダー会議にメッセージ
2023年08月23日付 Hurriyet 紙
レジェプ・タイイプ・エルドアン大統領は、第三回クリミア・リーダー会議へビデオメッセージを送った。エルドアン大統領は、クリミアがウクライナの一部であると強調し、「戦争の勝者などいない。我々はウクライナの領土保全を支持し、平和のための努力を継続する。」と述べた。
エルドアン大統領は、第三回クリミア・リーダー会議へビデオメッセージを送った。
同統領は、黒海構想を活性化させるための試みが続いていると述べ、「このプロセスで緊張をより高め、黒海の平穏に害を及ぼすようなあらゆる措置は避けられるべきだと考えている。」と述べた。
■「和平調停の努力を続ける決意」
エルドアン大統領は、ロシア・ウクライナ戦争が公正で永続的な和平によって終結されるべきであると述べ、両者が交渉のテーブルにつく準備をするために積極的な努力をしていると述べた。
「平和確立に向けて、円滑化と調停のたゆまぬ努力を続けていく決意だ。戦争の終結、黒海地域の平和と安定を取り戻すことは、この地域だけでなく全世界を安堵させることになるだろう。」
エルドアン大統領は、2014年のロシアによるクリミアの違法な併合に触れ、ウクライナの領土保全と主権を支持する姿勢を維持していると強調した。
「トルコはクリミア併合を承認せず、当初からこの措置が違法であることを断固として主張してきた。我々はクリミアがウクライナの一部であることを、あらゆる場、特に国連で表明している。」
■「クリミア・タタール人の安全が、我々の優先事項の1つである」
エルドアン大統領は、メッセージの中で、クリミア・タタール人に関し別途問題を持ち出した。
「我々と同族のクリミア・タタールの人々の安全・無事の確保も我々の優先事項の1つである。この機会に、拘留されているクリミア・タタール国民議会のネリマン・ジェラル副議長とその友人たちの解放を望んでいることを繰り返す。」
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( 翻訳者:伊永勇人 )
( 記事ID:56205 )