サムスンで大雨、床上浸水・道路陥没
2023年09月03日付 Cumhuriyet 紙


サムスン県で大雨の影響による洪水が発生。多数の家屋やオフィスが浸水し、湖と化したアタチュルク大通りでは交通が遮断された。地下道にも水が溢れ、4人が泳いで救出されたほか、道路は陥没し、複数の車両が路肩に転落した。

夜間から降り出し朝方までに激しさを増した豪雨の影響で、サムスンではマンホールが溢れ出し、交通に混乱が生じた。また、複数の家屋やオフィスが浸水し、木々がなぎ倒された。

特にアタチュルク大通り、サートハーネ広場、ガズィ通り、ジュムフリイェット通り、ベレディイェエヴレリ地区、イスタスヨン地区、そしてカレ地区が水浸しとなった。

トルコ首相府災害緊急事態対策庁(AFAD)の県支部の発表によれば、AFADの捜索救助チームが、テルメ、チャルシャンバ、サルパザル郡で孤立していた季節農業労働者500人を安全な場所に避難させた。

■市民118人孤立

市内全域では、豪雨によって生じた冠水箇所に118人の市民が取り残されていたが、午前8時から11時30分までの間に避難させられた。

■道路陥没、車両は転落

市内では6時間で1平米あたり147kgもの降水量があり、水が引いた一部の地域で被害が明らかになった。特にイルカドゥム郡イェニドアン地区では、水が引いた後に現れた光景が被害状況を物語っていた。道路は陥没し、車両は路肩に転がっていた。

■泳いで助かる

市内では、水没した地下道で車両内に閉じ込められた4人が泳いで脱出。今回の豪雨で浸水した100周年記念大通り教会ジャンクションの地下道は水没した。車とともに水没箇所に取り残された4人(うち3人が女性)が、地下道から泳いで脱出することに成功した。女性の叫び声を聞いた周囲の人々が助けに走り、4人は駐車中のバスに避難することができた。

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( 翻訳者:原田星来 )
( 記事ID:56253 )