G20首脳会議、エルドアン大統領「コーラン冒涜は決して許されない」
2023年09月09日付 Milliyet 紙
エルドアン大統領はインドでMIKTA加盟国の首脳陣と会談し、聖典への冒涜を容認することは到底できないと強調した。
エルドアン大統領はG20首脳サミットのなかで、トルコ、メキシコ、インドネシア、韓国、オーストラリアからなる大陸間の非公式の協議・調整プラットフォームであるMIKTAの加盟国の首脳陣と会談した。
■「MIKTA共通のビジョンと価値観に基づき、長い道のりを歩んできた」
ここでスピーチを行ったエルドアン大統領は以下のように述べた。
「MIKTAは10年前、共通の問題解決に貢献し、我々5カ国間の協力を強化する目的で結成された。その過程で、MIKTA共通のビジョンと価値観に基づき、長い道のりを歩んできた。また現在、世界の繁栄と安定を脅かす要素は変化し、多様化し、深化した。それとともに現在のシステムは全ての人にとって持続可能な平和と安全、繁栄を保証するには不十分なままだと思われた。
国際的なテロリズムとともに反イスラム主義が徐々に高まり、広まることが懸念される。この後ろ向きな進展によって、我々は改めてさらに強い連帯や我々の相互理解、寛容が必要だと思い出した。
■「共生する文化を主流にさせなければならない。」
グローバルシステムにおける不正義は拡大する一方、この問題を解決する国際機関のこれらの問題への解決能力は残念ながら弱まっている。この状況が衝突の平和的手法による解決、より公正な世界の構築、多国間主義の保証における我々の責任をさらに高めている。ことあるごとに我々が言及している「世界は国連安保理の常任理事国5ヶ国より大きい」という主張の背景にこの状況があるのだ。ヘイトクライム、差別、イスラムや外国人への敵意の代わりに、お互いへの尊敬や共生する文化を主流にさせなければならない。
■「到底受け入れ難い」
今、毎日言論の自由を盾に、20億人の最も尊い価値を冒涜されているのを見過ごすことは到底できない。信教によらず、人に敬意を持つ全ての人がこれに反対するはずだと我々は信じている。
■「食糧危機への戦いにおいて、建設的な貢献ができると私は信じている」
我々トルコはこの話題への反発を主張し続けていく。また国際機関がより包括的に、リーダーシップを取って、公正で民主的で透明性が高く、説明でき、効果的に振る舞うことが条件だ。この観点からMIKTAのような組織も非常に重要だ。我々はMIKTA加盟国として全世界を脅かす食糧危機への戦いにおいて、建設的な貢献ができると私は信じている。我々の協力が危機や新たな試練との戦いへの尽力に支援することを願う。親愛なる(インドネシアの)ジョコ・ウィドド大統領に、この会合を主催いただき、今一度御礼を述べる。」
■エルドアン大統領のインドでの会談
エルドアン大統領はインドで世界銀行のアジェイ・バンガ総裁と会談した。
エルドアン大統領はG20首脳サミットのために訪れたインドの首都ニューデリーでの接触の中で、ドイツのオラフ・ショルツ首相を迎え入れた。
エルドアン大統領はG20首脳サミットのために訪れたインドの首都ニューデリーで、韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領と会談した。
エルドアン大統領はトルコ、メキシコ、インドネシア、韓国、オーストラリアからなる、大陸間の非公式な協議・調整プラットフォームであるMIKTAの加盟国の首脳陣と、インドの首都ニューデリーで行われているG20サミットで一堂に会した。
エルドアン大統領はG20首脳サミットのために訪れたインドの首都ニューデリーでの接触の中で、ブラジルのルイス・イナシオ・ルーラ・ダ・シルヴァ大統領と会談した。
エルドアン大統領はG20首脳サミットのために訪れたインドの首都ニューデリーにおいてアラブ首長国連邦(UAE)のムハンマド・ビン・ザーイド・アール・ナヒヤーン大統領と会談した。
エルドアン大統領はG20首脳サミットのために訪れたインドの首都ニューデリーにおいて日本の岸田文雄首相を迎え入れた。
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( 翻訳者:伊藤梓子 )
( 記事ID:56282 )