トルコ非政府組織は11000人以上の命を奪ったリビアでの災害を受けて、動き出した。
リビア東部を襲った嵐(ダニエル)が引き起こした洪水後の国際的な支援の呼びかけに対し、トルコ非政府組織も無関心ではなかった。リビアで飲み水や人々の必要物資へのアクセスが制限されてしまった中、有志の団体が支援チームや必需品を送り、支援を続けている。
■医師団は待機している
世界で繰り返し発生する自然災害後の要請に対し、知識と経験とともに支援をしてきた世界医師協会はリビアに衛生キットと必需品を送り支援した。医師協会はおよそ200万人の人々が洪水によって被災した地域にシャンプー、衛生用品、おむつ、離乳食などの必需品が入った支援パックを送った。イスタンブルにある医師協会本部で支援パックを手配したチームはリビアに届けるにあたり、数時間でイズミルに移動し、AFAD(災害緊急事態対策庁)の支援船舶で出発した。医師協会は地域の状況を注視し、物質的な支援に加えて第二のボランティアチームも待機を続けており、必要に応じて専門の医師と医療従事者からなる保健チームを地域に派遣する予定である。
リビア東部を襲った嵐(ダニエル)はデルナ、ビンガズィ、ソウッセ、アルマルジ、バイダに洪水を引き起こし、現在まで11300人が命を落とし、10100人が行方不明となっている。発表で、デルナのアブデュルメナム・アルガイティ市長は犠牲者が18000人から20000人に及ぶ可能性があると述べた。最も洪水の被害を受けたデルナでは2つのダムが崩壊し、3000万㎥以上の水が街に流れ込んでいた。
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( 翻訳者:大屋千寛 )
( 記事ID:56330 )