洪水、雷、水害-イスタンブル
2023年09月29日付 Cumhuriyet 紙

速報・・・気象局が大雨警報を発令して以降、イスタンブルの各地が激しい雷雨の影響を受けている。激しい雨の影響で、イスタンブル県各地で洪水が発生していた。道路が浸水し、移動中だった車が水没した。イスタンブル県のダヴト・ギュル知事は「浸水リスクのある土地の人は早急に避難するように」と警告した。

イスタンブルでは午前中から弱い雨が断続的に降り続けており、いくつかの地域では大雨の影響が増大しており、浸水の原因となっている。

気象局は昨日マルマラ地方に大雨雷警報を発令し、午前中からイスタンブル県のいくつかの地域で断続的に雨が降り始めた。 

ヨーロッパ側のファティヒ、ゼイティンブルヌ、バイラムパシャ、ギュンギョレン、ベシクタシュ、シシリの各区では、弱いと見られていた雨に対する準備不足に見舞われた人々が、身を守るためにバス停や商店の屋根の下に避難していた。

いくつかの地域では断続的に雨が降り続いており、午後になると特に県内のスィリヴリ、ビュユクチェキメジェ、チャタルジャなど西部で激しい雨が降った。

■道路が水没

ビュユクチェキメジェでは大雨の影響が拡大しており、道路が水没した。運転手らは、ムラトチェシメ交差点が水没した影響で前に進めなくなった。

ビュユクチェキメジェでは、水位が上昇したため、道路の低いところにあるオフィスの前で水没が発生した。オフィスを水没から守るため、人々はバケツで排水作業を行っていた。

アルナヴトキョイ、バシャクシェヒル、エセンユルト、スルタンガズィでも、時間が進むごとに激しい雨の影響が増した。いくつかの地域では浸水が発生しており、水没リスクに対して消防チームが派遣されていると発表された。

■自動車が水没

いくつかの地域では、水位が自動車の高さの半分ほどまで上昇している様子が見られた。バシャクシェヒルでは何人かの運転手が浸水した道で前進しようと苦労しており、いくつかの自動車は完全に水没していた。

■路面電車が浸水

大雨の影響が続いているガズィオスマンパシャは浸水した。強い雨の影響で、路面電車のトプカプ−メスジディ・セラム線のタシュキョプリュ駅が浸水した。

降雨の影響で、メジディイェキョイの高架橋も浸水した。自動車は浸水した道路で前進できないでいた。イキテッリ工業団地では大雨の影響で道路が浸水し、自動車が水没した。

イキテッリでは、降雨の影響で浸水した道路にバイクの配達員が立ち往生していた。この配達員を通行人が手助けしていた。配達員は通行人の助けにより事なきを得たが、バイクは水に沈んでしまった。

アナトリア側のカヴァジュク、チェキメキョイでも大雨の影響が発生している。

大雨について、AFAD(緊急時対策庁)が携帯電話に警報のメッセージを送信した。AFADから送られた警報は以下のようなものだ。

「気象局によると、イスタンブルの大雨は明日午前まで続く見込みだ。洪水、落雷、浸水の被害に要注意」

■県の発表

イスタンブル全域に被害をもたらしている大雨により、イスタンブル県のダヴト・ギュル知事が注意を呼びかけた。

ギュル知事はSNS上で「親愛なるイスタンブル県民へ、県全域で大雨が降り続いており、(明日の)午前中まで雨が降ると予測されている。浸水リスク位が高い地域の方々は早急に避難するように」と発表した。

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( 翻訳者:神谷亮平 )
( 記事ID:56388 )