イラン議会国家安全保障・外交政策委員会報道官 3島の領有権はイランにある/根拠なきUAEの提訴は徒労に
2023年09月29日付 Jam-e Jam 紙


 イスラーム評議会[国会]国家安全保障・外交政策委員会報道官は、信頼できる歴史文書に基づき小トンブ島、大トンブ島、アブー・ムーサー島はイランに属していると強調した上で、「法的な観点から言えば、UAEが3島について提訴しても結実することはないだろう」と述べた。

【ジャーメ・ジャム電子版】アボルファズル・アムーイー報道官はISNAの取材の中で、最近国連総会でUAEが3島について主張を繰り返していることに対し、次のように述べた。「信頼できる歴史文書に基づき、小トンブ島、大トンブ島、アブー・ムーサー島の3島はイランに属しており、これに関連して我が国は、領土保全の権利を保持することでイラン国民の権利を全面的に擁護する。」

 同氏は続けた。「UAE側の主張は歴史的根拠に基づくものではない。なぜなら、これらの島々がイランに帰属していることは信頼のおける歴史文書によって確認されているからだ。イランは、これらの文書を諸々の段階で国連に登録してもいる。それらには地図が描かれており、これらの島々がさまざまな時代にイランに属していたことが示されている。」

 イスラーム評議会国家安全保障・外交政策委員会報道官は、次のように強調した。「メディアや国際会議で主張を繰り返しても、その法的根拠にはなり得ない。したがって、我々はUAEに対し、関係の良好な雰囲気を利用して共通の利益を強化するよう要請する。この問題に焦点を当てても二国間関係の発展にはつながらない。」

 アムーイー氏はさらに述べた。「法的な観点からも、UAE側の訴えは前例があるものではない。なぜなら、国際刑事裁判所は、双方の提訴によってはじめて請求を審査するからだ。我が国がこの島々を自国領と考えているという点から、この問題は交渉や国際的調査に値するもの見なしていない。したがって、UAEが提訴した場合、彼らの提訴は法的には実現しないことになる。なぜなら、裁判所にはこれらの問題を調査する権限がなく、イランも3島が自国領であることを証明する確かな文書を持っているからである。」

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( 翻訳者:KN )
( 記事ID:56456 )