国際的メディアが発信した報道は、先週現地に移動しガザ沖に投錨したアメリカ艦隊と並んで、中国艦隊も中東に大規模に配置されたと伝えた。

イスラエルのガザ地区に向けて空襲が続く中、国際的報道機関は「中国艦隊が中東に6つの戦艦を配備した」と伝えた。

スプートニク・インターナショナルのニュースの中で、「中国人民解放軍の第44海軍護衛任務部隊は、五月から今まで現地に駐屯していた戦艦とオマーン艦隊とで合同軍事演習を行った。戦艦の中にはミサイル駆逐艦、統合補給艦、フリゲート艦が所在した。」と伝えた。

■「マスカットから離れた」

中国政府メディア側は、複数の戦艦から成る任務部隊が公表されていないある目的地に向かうため、土曜日にオマーン・スルタン国のアラブ半島南東沿岸の首都、マスカットを離れたと報道した。

複数の報道では、「イスラエルがガザ地区へ攻撃を続ける中で、6隻の中国戦艦が中東で活動を行なっているとの情報が与えられた。」

中国は五月に、スーダンから千人を超える中国人、ブラジル人、パキスタン人を避難させるために現地へ「052D」タイプの駆逐艦を送ったいた。

■中国外務大臣による解説

中国外務省の発表によると、王毅外相は、マレーシアのザンブリー・アブドゥル・カディル外相との電話会談の中でイスラエルとパレスチナの間で続いている紛争について意見交換を行った。

王毅外相は、中国は無実の市民に危害を加え国際法を犯すあらゆる類の攻撃に反対すると明らかにし、「我々はパレスチナ問題では、平和、国際法、アラブ諸国とイスラム諸国の正当な要求を常に支持する」と説明をした。

王毅外相は、東南アジア諸国連合(ASEAN)と湾岸協力会議(GCC)のガザ地区の状況に関する「共同声明」を支持すると強調し、「戦争と平和が問題になるときには、すべての関係者は個々の地政学的な評価をさておいて、良心に従い、戦争を最も短い期間で終結させる国際調停を結び、より多くの人々の被害を避けるべきである」とコメントした。

■アメリカ軍支援の規模

一方でアメリカは、ハマスが10月7日に行った驚くべき攻撃の後に動き出し、ガザ地区沖合いに大規模な海軍兵力を配備した。

イスラエル当局は、緊急時に使うために20億ドルに値するアメリカ製の軍事物資が用意されたと伝えた。

さて、アメリカが紛争の後にイスラエルへ向け行った軍支援の規模は次のようである。

・アメリカ艦隊の最新鋭の空母であるUSSジェラルドR.フォードが、多くの軍戦闘機を収容している。

・現地に配備されたタイコンデロガ級ミサイル巡洋艦であるUSSノルマンディーは、陸上の標的や飛行機、また向かってくるミサイルに対して効果的である。

・４艦のアーレイ・バーク級ミサイル駆逐艦も艦隊に含まれる。USSラメージ、USSカーニー、USSルーズベルト、USSトーマス・ハドナーといった駆逐艦は、攻撃や防衛にも使える。

・アメリカが現地に派遣した航空兵力の中には、F-35、ステルス機、F-15、F-16、海上攻撃に加えて戦車のような武装した陸上のターゲットに対しても使えるA-10といった戦闘機がある。

■3000人の海兵隊

これらすべてに加え、イスラエルが要撃機や誘導爆弾を要求したと明らかになった。

飛行中のロケットを標的にするイスラエルのアイアンドーム防衛システムに[アメリカの]応撃ミサイルも加わる予定であると説明した。

アメリカ国防総省(ペンタゴン)は、これらの武力に加えて現地へ3000人の海兵隊も派遣されたとの情報を公表した。

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（ 翻訳者:梅田茉奈 ）
（ 記事ID:56566 )