トルコの諜報機関、イスラエルのハマス幹部暗殺計画に警告
2023年12月05日付 Milliyet 紙
イスラエルの諜報機関モサドが トルコを含む複数の国において、ハマス幹部の暗殺計画を企てたとするニュースへトルコが反応を示した。
トルコの諜報機関は、イスラエルの諜報機関幹部に対し「この結果は深刻なものとなるだろう」と警告した。イスラエル公安庁シャバックのローネン・バー長官は、イスラエルの公共放送カンで放送された映像内で、「数年かかろうとも、カタール、トルコ、レバノンを含む世界のあらゆる場所で、ハマス幹部を殺害することを決意している」ことを明らかにした。アメリカのウォール・ストリート・ジャーナルの記事でも、イスラエルがパレスチナ外で生活するハマスのメンバーに対し暗殺を計画しており、イスラエルの諜報組織がレバノン、トルコ、カタールにおいてハマスのメンバーを標的にすることが明らかにされている。これをうけて、トルコの諜報機関は、国際的報道機関の記事やイスラエル当局による同様の発表に関し、相手方へ然るべき警告が行われたこと、この警告に反する姿勢は深刻な結果を招くことになると明らかにしている。また、トルコ諜報機関は、(イスラエルの)諜報機関が過去にトルコ国内で違法な活動を行おうとしていたことを明らかにし、あらゆる機関による同様の作戦は許されないと強調した。
この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
( 翻訳者:金子萌 )
( 記事ID:56842 )