チュニジア:チュニジア人アーティストがネタニヤフ首相を賞賛したことを謝罪
2023年12月07日付 al-Quds al-Arabi 紙


■チュニジアのアーティストがネタニヤフ首相「賞賛」を謝罪

【チュニス:本紙】

チュニジア人アーティストのムフシン・シャリーフ氏は過去にイスラエルへ渡航したこと、およびベンヤミン・ネタニヤフ首相への賞賛を繰り返したことについて謝罪した。

同氏はラジオのインタビューにおいて、「私はガザ地区でのイスラエルの犯罪を非難します。子供たちを殺戮した者の前での歌うことはもはやできない」と述べた。

その一方で、シャリーフ氏は、在チュニジア・パレスチナ大使館への立ち入りが禁止されたという、アーティストのサミーヤ・ハスルービー氏の発言を否定し、イスラエルで歌ったことを謝罪しに行ったわけではないと指摘した。

同氏は、イスラエルで歌ったためにチュニジアで何度も批判されていたが、特にビデオに出演して「万歳、ネタニヤフ!」と複数回にわたり賞賛して以降、批判の声が大きくなっていた。

また、シャリーフ氏は、イスラエルに滞在するという「魅力的な申し出」があったと明かした。彼の発言によれば、イスラエル当局がチュニジア国内での保護を申し出たが、これはザイン・アービディーン・ベン・アリー元大統領政権のときにイーラート市で何度かパーティーを開催した直後に同氏が攻撃にさらされたことが原因であるという。

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( 翻訳者:雨宮有希 )
( 記事ID:56874 )