アンタルヤ県アクス郡にある5つ星ホテルのビーチで男性遺体が発見された。これで過去5日間にアンタルヤのビーチで発見された遺体は6人となった。
遺体は、アクス郡ケメルアーズ地区観光地のクンドゥ・アジュス川がビーチに流れ込むあたりに近いポイントで午後10時頃発見された。父のアブドゥルアズィズ・ギュネシュさんとともに浜へ釣りに来ていたデニズ・ギュネシュさんが、しばらく浜を歩き回っていたところ遺体を発見し、父親に駆け寄って状況を説明したという。
アブドゥルアズィズ・ギュネシュさんは112通報で緊急コールセンターに状況を報告。通報を受けた警察職員が現場に派遣され、遺体は男性のものであることが警察により確認された。
現場検証チームの作業中、遺体には近くのホテルから持ってこられたビーチタオルがかけられた。遺体は検証後、アンタルヤ法医学研究所に運ばれた。
■「最初は丸太だと思った」
デニズ・ギュネシュさんは、「しばらくこのへんを歩き回って、何か(魚が)いるかと思って釣り竿を投げた。ふと横を見て、最初、丸太だと思ったが、死体だと気づいた。父親のところへ走って行き、そして警察に通報した」と話した。アブドゥルアズィズ・ギュネシュさんは、「朝、釣りに来ていた。息子は(私の姿を)見るや駆け寄ってきて、『あそこに死体がある』と言ったので一緒にいって確認した。一見すると丸太のようだったが遺体だとわかってすぐに警察に通報した。少しパニック状態になってしまった。亡くなってから長い時間が経っていたのだろう、骨しかなかった」と話した。
■沈没船の可能性
一方で、水曜日にはアンタルヤ県のアランヤ郡とマナウガト郡の海岸でも子ども1人、成人1人の遺体が発見されており、続いて昨日もマナウガト郡で2人の遺体、セリク郡で1人の遺体が発見されている。セリク郡カドリエ地区で発見された女性遺体は、アンタルヤ県で13日前に失踪したメルヴェ・シェヴァル・エルマスさん(18)のものである可能性があり、イスタンブルに住むエルマスさんの家族がDNAサンプル採取のためアンタルヤを訪れた。(その事例を除けば)ここ数日でアンタルヤの海岸に打ち上げられた遺体は、沈没した不法移民船からのものである可能性があるだろうと考えられている。
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( 翻訳者:原田星来 )
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