物価高は続くか | 来年のインフレ率予測 本紙電子版が経済学者にインタビュー調査
2024年01月14日付 Jam-e Jam 紙
アフヴァーズ・シャヒード・チャムラーン大学経済学部准教授は、ここ数日間の外国為替や金、自動車の市場における価格上昇がイエメンでの出来事など非経済的問題により引き起こされていると指摘し、「もし地域情勢が安定すれば、物価は安定するでしょう」と述べた。
【ジャーメ・ジャム電子版】アフヴァーズ・シャヒード・チャムラーン大学経済学部准教授、モルテザー・アフガフ博士は、ここ数日間の外国為替や金、自動車の市場における価格上昇について次のように述べた。「我が国の近年の経済変動は、経済的問題と非経済的問題の影響下にあります。」
同氏はしばらく物価を安定させていた政府の政策について言及し、以下のように続けた。「しかし、地域の最近の非経済的動向が物価に影響を与えています。」
本紙電子版によるインタビューの中で、この経済学者は次のように付け加えた。「現在の物価高はイエメンで起きた出来事により引き起こされており、もちろん市場はこのイエメンでの出来事のあと生じ得る変動を懸念しています。」
アフガフ博士は以下のことに言及した。「もしこの流れが続き、イランも戦闘の可能性があれば、物価上昇は強まるでしょう。しかし、情況が安定すれば物価は安定するでしょう。」
同氏は地域情況の安定により物価下落の可能性はあるのか、との質問に対し次のように述べた。「ドルの価格は約1000から2000トマーン下落する可能性があります。しかし、価格が下がる可能性は非常に低く、価格は安定すると言えるでしょう。」
アフヴァーズ・シャヒード・チャムラーン大学経済学部准教授は、来年のインフレ率の上昇と急激なインフレに対する国民の不安についても次のように述べた。「1402年の年末までの期間[西暦2024年3月19日まで]に政府が資金不足に陥る場合、物価はゆっくりと上昇するでしょう。」
アフガフ博士は次のように述べた。「実際に、非経済的情況や政治情勢が安定していれば、金や外国為替市場の価格上昇は緩やかになるかもしれません。」
同氏は来年のインフレ率の上昇についても、「少なくとも来年の最初の3ヶ月は、物価がそれほど上昇せず、緩やかな上昇傾向が見られるでしょう。もちろん地域内や制裁関連で特別な出来事がなければのことですが」と説明した。
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( 翻訳者:HA )
( 記事ID:57257 )