フェネルバフチェのリーグからの撤退問題、ファンは支援
2024年03月22日付 Milliyet 紙

日曜に開催されたスュペル・リグのトラブゾンスポル対フェネルバフチェの試合後に、サポーターがピッチへ乱入するという大事件が起こった。フェネルバフチェのアリ・コチ会長は「リーグからの撤退」について「必要であれば下部リーグに降格する。賢明に考えてほしい」と述べた。フェネルバフチェの「リーグからの撤退」という構想については、4月2日に開催される総会で投票にかけられることが決まっており、ここでの結果によって最終的な決定がくだされる。これまでにもトラブルが発生するとリーグからの撤退が議論されてはいたが、これほど現実味を帯びたレベルに至るのは初めてだ。

日曜に開催されたトレンドヨル・スュペル・リグ第30節・トラブゾンスポル対フェネルバフチェの試合は、アウェイチーム(フェネルバフチェ)が3対2で勝利を収めた。90分の試合終了を告げる笛の後、赤青(トラブゾンスポル)のサポーターがピッチへ乱入し、選手との間で揉み合いになった。フェネルバフチェのアリ・コチ会長はクラブ首脳連合を辞任し、「リーグからの撤退」という構想について「必要であれば下部リーグに降格する。賢明に考えてほしい。毎日死ぬよりは1日で死ぬ。必要であれば1年間プレーし、結果を出す。試合が2対2で終わっていれば、優勝は遠ざかっていた」と述べた。

■提案に対する大きなサポート

クラブが問題を起こした後に取り沙汰された「リーグからの撤退」という構想は、後になって取り下げられた。最終的に、トラブゾンでのアウェイゲームでの事件の後にもう一度表面化したこの構想は、議論されるに留まらなかった。4月2日の総会で投票にかけられることが決まった。これまでの積み重ねと、トラブゾンでのアウェイゲームでの事件を経て、総会からも今のところこの提案に対する大きなサポートがある。総会メンバー、あるいは何人もの旧メンバーらが、フェネルバフチェのリーグ撤退に票を投じる方向だ。

■「100%とは言えない、だが…」

総会の元委員長であるヴェファ・キュチュク氏は、フェネルバフチェ内部の多くの人が経営陣の望む方向で票を投じることを信じていると述べた。キュチュク氏は「100%とは言えない、だがフェネルバフチェの権利を守るために、総会は経営陣のこの提案をポジティブに捉える可能性が高い」と述べた。アズィズ・ユルドゥルム会長時代の役員だったオメル・テメリ氏も、総会の決定の後に「会長の決定に従う。通常通り、今日も会長に従う。必ずリーグからの撤退に票を投じる」と述べた。

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( 翻訳者:神谷亮平 )
( 記事ID:57542 )