9連休のバイラム（ラマザン明け休暇）が今日14日、最終日を迎える。これに伴って行楽客らが帰路についた。トルコ最大の交通要所であるTEM高速道路とD-100号線ボル交差点では、行楽客のUターンラッシュにより昨日夜間は前に進めないほどの渋滞が発生した。

ボル交差点は、今朝以降は車が流れている。これは輸送トラックやトレーラーの通行が禁止され、食品・雑貨の運搬車両のみ通行が許可されていることによる。高速道路を走行する輸送トラックやトレーラーの数が少ないため車の流れはスムーズで、行楽客らには快適な帰路が提供されている。

一方、アンタルヤ県、ムーラ県、デニズリ県の各地では9連休の行楽帰りの人々で大混在となった。バスターミナルも帰路に高速バスを利用する人々らで混雑した。最新の道路状況は下記のとおり。

■テキルダーからイスタンブルまでの道路状況

全国的に9連休となったラマザン明け休暇の最終日、テキルダーからイスタンブルまでの交通量は増加。サロス湾沿岸やチャナッカレ方面で休暇を過ごした人々の、イスタンブルへの帰途が連なっている。イスタンブルとの県境となるマルマラエレーリシ郡のイェニジェ交差点では、時折、長蛇の車列がみられた。警察と憲兵隊は交差点で安全対策をおこない、交通の流れを維持した。当局は、イスタンブル方面への渋滞は夕方にかけて増加するだろうとの予想を明らかにした。

■デニズリ方面渋滞2キロ

ラマザン明け休暇の終わりとともに、何万人もの人々が地元が休暇先からの帰路につく。高速道路では、時間にもよるが数キロ程度の渋滞もみられはじめた。大渋滞は9連休を終え、アンタルヤ県、ムーラ県、デニズリ県から戻る人々によるもの。アンタルヤ-デニズリ方面では2キロにわたる道路工事で、上下とも一車線となり、交通状況がドローンで上空から確認された。

渋滞は夕刻まで続くと予想され、交通隊員が道路の監視を続けている。デニズリ県警は、アイドゥン・イズミル方面へ向かう人々に対し、タヴァス郡経由のカラジャス道を代替ルートとして利用することを推奨した。


■オスマン・ガズィ大橋で渋滞

バイラムを県外で過ごしたイスタンブル市民のUターンが続いている。9連休ということでオスマン・ガズィ大橋の交通は流れているいるが渋滞という状況が続いている。この橋は市民が地元や行楽地から戻る際に利用するため、混雑は深夜遅くまで続くことが予想される。

一方、ヤロワ県庁は交通渋滞緩和のため、連休最終日となる4月14日午前5時から15日午前5時までの間、イスタンブル-イズミル高速道路とD575号線、D595号線へのブルサ県側からの輸送トラック、トレーラー、タンクローリー等の車両の進入を禁止した。

■バスターミナルでもUターンラッシュ

バイラムの9連休で地元や行楽地に出かけた人々が、休暇の終わりとともにイスタンブルに戻り始め、各地域から荷物やお土産を手に戻る人々が7月15日記念民主バスターミナルで混雑をつくった。一時的に車が進めなくなるほどの状況も見られた。また多くのバス会社が臨時増便を運行している。

■「いつもは4時間の道のり、11時間かけてようやく」

高速バス運転手のセルフン・バヤル氏は、「道路は大渋滞。イズミルからここまでは（通常）4～5時間だが（今日は）11時間かかってようやく着いた。高速道路もぎゅうぎゅう。昨日16時にイズミルを出発し、深夜4時にどうにか到着した」と語った。

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（ 翻訳者:原田星来 ）
（ 記事ID:57672 )