イスティクラール通りテロ爆発犯に終身刑プラス1794年禁錮刑判決
2024年04月27日付 Hurriyet 紙


イスティクラール通りで起きた爆発で子供1人を含む6人の命が失われた原因となったアフラム・アル=バシールは一生刑務所から出ることはない。37人の被告がいる訴訟は、昨日の判決が下された公判で、アル=バシールに続き24人の被告も4〜1035年の間の刑が下された。12人の被疑者は無罪となった。

アフラム・アル=バシールは、イスタンブルのベイオールに位置するイスティクラール通りで、2022年11月13日に6人が命を失い99人が負傷した爆破テロ攻撃で爆発を企てた。彼女を含む関係する37人の被告がいる訴訟で判決が下された。イスタンブル第13重罪裁判所で行われた公判には、逮捕された被告人の一部は出廷し、一部は映像システム(SEGBİS) 経由で参加した。

◾️計画的で、意図的・・・

裁判官団は、被告人であるアル=バシールを「国の一体と統一性を崩し」、及び「子供1人を含む6人を殺害したこと」につき「計画的な爆破で意図的な殺害」の罪で、7倍重罪化された終身禁錮刑を下した。アル=バシールは99人に対し「計画的で意図的な殺人を試み」及び「危険物質を無許可で所持させた」といった罪により計1794年の禁錮刑と2万2000トルコリラの罰金を課された。アル=バシールには「武装テロ組織の一員である」罪により起訴されたが、この罪が「国の一体と国の統一性を崩した」罪に含まれるとして別途判決を下す必要はないと判断された。

◾️24の被告人に禁錮刑

被告人ファトマ・ベルケルとフェルハト・ハベシュには「国の一体と一性を崩す幇助」、[死亡した]6人に対して「計画的な爆破による意図的な殺人を幇助」した罪でそれぞれ18年を含め合計各々126年の禁錮刑が課された。ベルケルとハベシュには[さらに]、99人に対し「計画的で爆破による意図的な殺人の試みを幇助」したとして各自891年、「武器の確保」の罪にも各自18年の禁錮刑が下された(注;各自の合計禁錮年数は1035年)。18歳以下であった1人を含め合計12人の被告人を無罪にし、他の被告人も4〜17年の間の禁錮刑が下された。3人の被告人に対しては「密入国」の罪で禁錮と罰金刑が下された。拘束されていた4人の被告人も釈放された。

◾️弁護しなかった

公判で最後の訴えを聞かれた爆破犯アル=バシールは「自分自身は弁護しない。私に与えられるどんな判決も受け入れる。起こった爆発と亡くなった人々ゆえに与えられる罰を受け入れる。裁判長と一対一で話したい」といった。

◾️公判に黒い服で来た

イスタンブル第13重罪裁判所で行われた公判に黒いスカーフ、黒いカーディガン、黒いスカートで来たアフラム・アル=バシールの冷静な態度が注意を引いた。

◾️1035年の禁錮刑を宣告されたファトマ・ベルケルは失神

判決が下されたあと、出廷し1035年の禁錮刑を与えられた被告人ファトマ・ベルケルは失神した。短期間で意識が戻ったベルケルは「私が何をしたというの、なぜ刑罰が下されたの、この人のために?」とアフラム・アル=バシールを差した。ベルケルはアル=バシールのことを「我々の許になぜ彼らが来たのかわからない。『ここには生活するために来た、逮捕されなければ国外に出る』といった。我々はこうやり取りをしただけだ。組織とは関係ない。無罪を主張する」といって弁護した。

◾️イスティクラールを血に染めた

イスティクラール通りで2022年11月13日、ベンチに残された爆弾が爆発したことによって6人が命を落とし、99人が負傷した。迷彩柄のズボンをはき、黒いスカーフを着用した、シリア人と確認された女性テロリスト、アフラム・アル=バシールはすぐに逮捕された。

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( 翻訳者:内山千尋 )
( 記事ID:57770 )