独ビルド紙、難民申請増大を報道
2024年05月06日付 Cumhuriyet 紙
独ビルド紙は、政府のデータに基づき行った報道の中でトルコでの高いインフレと物価高が原因でトルコからドイツへの難民申請が2022年7月から現在まで3倍に増加したと報じた。
ドイツの代表的なメディアの一つであるビルド紙は、トルコでの高いインフレと物価高が原因でドイツへの難民申請が増加していると報じた。
ビルド紙は、「ドイツが、戦略地政学的な重要性を帯びているトルコにおいて信頼できるNATOの共同リーダーの必要性を感じている。」と主張し、「しかし、エルドアン大統領がいつも西側の乱暴者の役割を演じ、ハマスの機嫌をとっている。この予測不可能性は、明らかに年老いたことによってさらに増加している。」と報道した。
トルコでの高いインフレと物価高に注意を引いたビルド紙は、「トルコ政府も同様に弱体化した状態である。2つの大きな問題がある。物価と人々が逃げる。」と述べた。
ノルトライン・ヴェストファーレン州ヘンドリク・ブスト州首相は、昨日、デュッセルドルフで行われたトルコ・ドイツ労働の日において、「政治状況とともにトルコでの困難な経済状態もトルコから移民が増加する原因の一つである。」と話した。2022年7月から現在までトルコ国民のドイツへの難民申請が増大していると述べた。
ドイツ連邦移民局のデータによると、2021年に7067人、2022年に2万3938人、最新では2023年に6万1181人がトルコからドイツに難民申請を行ったと述べられている。2024年中にも1万5000人が難民認定の請求があり、このうち3分の2が男性であると発表された。
今年、当局が、難民申請の61.6%を「明確な根拠がない」と判定し、難民認定を求めた12人に1人が申請を受け入れられていると伝えている。
ビルド紙は、この状況が政府レベルでの議論を生んでいると述べた。「国を後にする必要がある1万4275人のトルコ国民がおり、2024年の第一四半期で2776人のトルコ国民のうち449人だけが送還されている。」と述べた関係省庁の報告書では、「トルコはこの送還を拒否している。特にチャーター機の着陸を許可しない。」との表現があると述べられている。
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( 翻訳者:新井慧 )
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