アルメニア・パシンヤン首相「歴史的アルメニアの夢を捨てよう」
2024年05月23日付 Hurriyet 紙


アルメニア国会で議員たちの質問に応答したアルメニアのニコル・パシニャン首相は、統治分野において非常に大きな誤解が生じていること、課題の適切な時にかつ適当な方法で解決されていないこと示した上で、問題解決に向けて努力を惜しまないことを述べた。

アルメニアがすでに「歴史的アルメニア」の追求を諦める必要があること、アルメニアという国がアルメニア人の住む29743㎢の土地でもう成立していることを説明したパシニャン首相は、現実的なアルメニアの展望が必要であることを強調した上で、アルメニアの社会心理学にある最重要事項の一つが「失われたアルメニアの夢」であることを述べた。

パシニャン首相は政権を批判する者たちに向けては手短に次のようなことを話した。「現在の我々の政治的メッセージはこうです。国の中に故郷を見出すこと。親愛なる国民のみなさん、アルメニア共和国の親愛なる国民のみなさん。エリヴァンの中心部にあるカフェに座ってカルスの夢を見ようとしているのでしょう。しかしそうするとエリヴァンを失うでしょう。カパンにいる時はザンゲランの夢に思いを馳せますが、実際はアルメニアを、そしてカパンを失うことになるのです。歴史的なアルメニアの夢は諦めるべきなのです」

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( 翻訳者:松田麻歩 )
( 記事ID:57959 )