モロッコ:無利子融資を基礎とする宿泊施設の近代化プログラムが始動(2)
2024年06月27日付 al-Quds al-Arabi 紙
■モロッコはアフリカネイションズカップやFIFAワールドカップの準備のため、宿泊施設の近代化プログラムを打ち出す
【ラバト:アナトリア通信】
さらに声明によると、このプログラムは「訪問者数の継続的な増加に応じて、かつ今後のスポーツイベントを開催するための準備の必要性を考慮し、宿泊施設の収容能力を更新するための一歩」であり、モロッコはこれを通じて「高品質のもてなしを提供することを目指している」という。
プログラムは2024年から2025年までの期間を対象としており、分類済みのホテルが施設のリニューアルを計画している場合、そのホテルに対し国が全額利息を負担しつつ融資を行うものである。
この融資は300万ディルハム(30万米ドル相当)から1億ディルハム(1000万米ドル相当)までのすべての投資を対象にしており、返済期間は延長可能な計2年を含む最長12年である。
同国の観光部門は特に2023年に1,450万人の観光客を受け入れ、年間の収益が100米億ドルの壁を突破して以降、継続的な発展を遂げ続けている。
さらにモロッコは特にスポーツイベントや大規模な国際会議の主催を控えていることもあり、2026年までに年間1,750万人の観光客を呼び込むことを目指している。
これらのイベントのなかでもっとも顕著なものは、2025年のアフリカネイションズカップと、2030年にスペイン、ポルトガルと共催されるFIFAワールドカップである。
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( 翻訳者:森川明穂 )
( 記事ID:58296 )