トルコ統計機構は「高等教育雇用指針2023」を公報にて発表した。

学士号取得者の所得状況が調査され、平均月収が高い5つの学科は順に、航空機操縦学、数理工学、航空工学、制御･自動化工学、船舶管理工学であることが明らかになった。
准学士号取得者の所得状況の調査では平均月収の高い学科は、小売販売・店舗経営、警察職業訓練、航空機技術、ブランドコミュニケーション、電気の発電・送電・配電といったものが並んだ。

学士号取得者が、受けた教育とその分野に合致した職業グループで働く割合が最も高い上位5分野は、健康・福祉（79.3％）、ビジネス・経営・法律（79.3％）、エンジニアリング・製造・建設（63.9％）、教育（62.7％）、情報通信技術（59.4％）であった。
一方最も不一致が目立ったのは、19.9%で社会科学、ジャーナリズム、情報分野となった。

准学士号取得者が、受けた教育とその分野に合致した職業グループで働く割合が最も高い上位5分野は、経営・法律（65.6％）、エンジニアリング・製造・建設（59.5％）、サービス（57.8％）、健康・福祉（45.4％）、自然科学・数学・統計（44.3％）であった。
最も不一致が目立ったのは、8.1%で社会科学･ジャーナリズム･情報分野となった。

■最も高い雇用率の学科

学士レベルで最も高い正規雇用率を誇る学科は、順に、特別支援教育教員(96.2%)、医学（95.3％）、言語療法（93.9％）、電気教員（93.2％）、助産師（92.4％）であった。
「国際標準教育分類2013」によると、学士レベルで正規雇用率が高い上位5分野は、健康と福祉（87.4％）、エンジニアリング・製造・建設（83.7％）、教育（79.8％）、情報通信技術（79.6％）、ビジネス・経営・法律（74.8％）だとされている。

■就活期間の短縮

学士号取得者について、最初の職を見つけるためにかかる時間が2022年では15ヶ月だったのに対し、2023年は14.4ヶ月となった。准学士号取得者の平均期間は2022年では16.8ヶ月だったが2023年は15.9ヶ月という結果になった。

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（ 翻訳者:松田麻歩 ）
（ 記事ID:58384 )