エルドアン大統領、兄弟ハニーヤ暗殺でイスラエル非難
2024年07月31日付 Cumhuriyet 紙
ハマス指導者のイスマーイール・ハニーヤ氏はテヘランで暗殺された。ハニーヤ氏が死亡したことを認めたハマスは「ハニーヤ氏はシオニストの攻撃の結果、テヘランで殺害された。」と述べた。暗殺についてエルドアン大統領より最初の言及があった。
ハマスの政治部代表のイスマーイール・ハニーヤ氏は大統領選挙に勝利したマスード・ペゼシュキアン氏の就任式に参加するために訪れたテヘランで暗殺に遭遇した。
イラン国営テレビのイスラム革命防衛隊の発表に基づいた報道によると、ハマスの政治部代表のイスマーイール・ハニーヤ氏はテヘランで滞在していた建物に実行されたテロ攻撃の結果、死亡した。
◾️ハマス「報復なしでは終われない」
ハニーヤ氏が死亡したことを認めたハマスは「ハニーヤ氏はシオニストの攻撃の結果、テヘランで殺害された。ハマス指導者の暗殺は臆病な行動であり、報復なしでは終わらないだろう。」と説明した。
イランから発せられた声明では、暗殺は調査中であり、調査結果などは近く公表されると明らかにした。
◾️エルドアン大統領による最初の声明
ハニーヤ氏の死亡の後、公正発展党党首のレジェプ・タイイプ・エルドアン大統領は早速、声明を発した。
エルドアン大統領はSNSのXで行った投稿で以下のように述べた。
「ハマスの政治部代表のイスマーイール・ハニーヤに向けテヘランで実行された策謀的な暗殺を強く非難し、憎悪する。
今回の暗殺は、パレスティナの大義、ガザの栄光ある抵抗、そしてパレスティナの兄弟たちの正当な闘争を挫き、パレスティナの士気を壊し、彼らを抑え込むことを目的とした卑劣なものである。
これまでにシェイヒ・アフメド・ヤーシン氏とアブドゥルアズィーズ・アル=ランティシ氏に、そしてより多くのガザ地区の政治家に行われた憎むべき攻撃の結果が何であろうと、イスマーイール・ハニーヤ氏に向け実行された暗殺の目的は同じだ。シオニストの野蛮さが今日まで同様に野望を達成することはないだろう。
イスラム圏のより強固な態度と人道上の連帯が、ガザ地区での不正と抹殺を始めとするイスラエルが我らが土地で吹き荒れさせているテロ行為を必ずや終結させ、我々の地域と世界に安寧が訪れるよう願う。
このためトルコとしては、あらゆる方法を試し、全ての扉をこじ開け、パレスティナの兄弟たちを持てる可能性を行使し、全力を尽くして支援し続ける。1967年時の国境を基礎として、首都を東エルサレムとし、自由で独立した主権を持つパレスティナ国家建国のため、我々は活動を続ける。
憎むべき攻撃の結果、犠牲となった我々の兄弟であるイスマーイール・ハニーヤ氏に神からお恵みがありますように、彼の遺族にはお気を落とされないよう、そしてガザ地区とパレスティナの兄弟たちと共に、イスラム世界にお悔やみを申し上げる。
我が主が天国と慈悲にて彼を嘉しますように。」
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( 翻訳者:伊藤颯汰 )
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