ハカン・フィダン外相は、8月29日にギムニッヒ非公式会議(EU非公式外相会合)で実施される会合に参加する。ヨーロッパ連合(EU)からの5年振りの招待は、EUの対話努力だと考えられている。
トルコは、5年ぶりにEUの対外政策が議論される非公式会議(ギムニッヒ)へ招待された。ハカン・フィダン外相は、8月29日に非公式に実施される会合に参加するため、ブリュッセルへ向かうことが期待されている。アンカラは、5年ぶりの招待を快諾し、ブリュッセルの招待をEUの対話努力と捉えている。
◾️対外政策における意見交換
EU非公式外相会議(ギムニッヒ)は、EUの対外政策と安全保障政策の調整を図りつつ、加盟国間での共通認識と政策構築の助けとなっている。このようにEUの共通対外政策の目的を定め、実施するため重要な場として存在感を示している。ギムニッヒは、進行中の国際問題についてEU加盟国の外相たちが自由な意見交換を行うため、非公式な場を設けることを目的としている。
フィダン外相が8月29日のギムニッヒに出席する予定であると発表した外務省のオンジュ・ケチェリ広報官は、「この招待を我々は歓迎しています。EUの対話努力として考えています。この一歩が、我々の関係に膠着状態をもたらした2019年7月19日のEU外務理事会の決定を今後変える足掛かりとなるよう望んでいます。またこの招待は、地域的かつ世界的な試みに直面してトルコ・EU関係改善の必要性をEUが認識していることを示しています」と述べた。
◾️アンカラの期待
この前向きなアプローチがギムニッヒのみに留まるべきでないと述べたケチェリ広報官は、「関係性の進展のために、EUとあらゆる分野で協力し、対話が継続的かつ体系的となる基盤を整え、持続可能かつ予測可能な形で強化されることが重要です。
特にトルコのEU加盟プロセスの活性化をはじめとして、関税同盟の更新へ関する交渉を至急開始し、ビザの自由化プロセス、建設的な対話メカニズムの再活性化を行い、そして特に政治、経済、運送、エネルギーといった緊密な協力を要する分野でハイレベルな対話を再機能化するといった、主要な課題で具体的な措置を講ずる必要があります」と話した。
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( 翻訳者:松田麻歩 )
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