エジプト・シシ大統領、トルコ訪問へ
2024年08月22日付 Cumhuriyet 紙


エジプト大統領のアブドルファッターフ・アッ=シーシー氏の待望のトルコ訪問が近々実現する。

エジプト外務大臣のサーメハ・シュクリ氏は、トルコとエジプトの関係正常化プロセスの取り組みの一環で3月にトルコ訪問を実現させた。その際に、トルコ外務大臣のハカン・フィダン氏と会談を行なった後に開催された記者会見の中で、シュクリ外相は、エジプト大統領のアブドルファッターフ・アッ=シーシー氏が近いうちにトルコを訪問すると話していた。シーシー大統領が近日中にトルコに訪問するのがわかった。

フィダン外務大臣は、8月頭にエジプトを訪問し、就任したばかりのエジプトのバドル・アブデルアーティー外務大臣と集った。そして、アブデルアーティー外務大臣は、会談後に行われた記者会見でシーシー大統領のトルコ訪問が議題となったと明かしていた。

フィダン・アブデルアーティー両国外相は、シーシー大統領が計画するトルコ訪問の際に実施する予定の高等戦略協力理事会の準備を議題としたと明かした。シーシー大統領は近日中にトルコを訪れる予定だが、ガザ問題を始め2国間の関係正常化を図る道筋が議題として取り上げられることが期待されている。

◾️何があったのか?

トルコとエジプトの緊張は、2013年7月3日にエジプト大統領のシーシー氏がムハンマド・ムルシー元大統領をクーデターで転覆したことから始まった。トルコはクーデターに最も反発した国の一つだった。その当時のエルドアン首相は、シーシー氏を殺人者として非難した。公正発展党がミーティング度にその当時用いていた「ラビア」のポーズはこの過程で生まれた。しかし、エルドアン大統領は12年の時を経てエジプト訪問を行いシーシー大統領と会った。シーシー大統領との記者会見実現させたエルドアン大統領は、「高等戦略協力理事会を、大統領レベルに引き上げた。尊い我が兄弟を、理事会開催を実現するためにまずはアンカラで待っていると言った。」と語った。

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( 翻訳者:今田杏佳 )
( 記事ID:58531 )