ナーリン殺人事件、疑惑は兄へ
2024年09月14日付 Milliyet 紙


軍警察は、殺害の動機として自分たちを情報源として提示し「複数の非道徳的関係」と表現された理由が彼ら自身が確かめたものではないとし、軍警察が捜査した容疑者達の携帯電話から、母ユクセル・ギュランと父方のおじであるサリム・ギュランの間でいかなる通話そしてメッセージのやり取りがなく、おじのサリム・ギュランの携帯電話もユクセル・ギュランの携帯電話も登録すらされていなかったことを確認した。そうした中、携帯電話の通話記録とメッセージを消去した唯一の容疑者と確認されたサリム・ギュランが大叔父と事件の最中そして事件後に幾度も通話を行ったのを特定した。

◾️家族の決断によって…

憲兵隊は、消去された音声記録とメッセージのほかに通話記録の中で、ナーリンさんが行方不明になった最中とその後に大叔父と会話していたのを突き止めた[父方のおじ]サリム・ギュランの労務者であるメフメト・セリム・アタソイとその息子ラマザン・アタソイが通話していたことに辿り着いた。また憲兵隊は現在まで入手した事件に関する発見物と書類から、第一の殺人容疑者として兄エネスが挙がっており、家族の決定により遺体を下請け業者を介して運ぼうとしたものと考えている。

◾️最初に連絡を受けた父方の大叔父

入手しているデータと情報に則ると、父方の大叔父はナーリンが行方不明になった際に母ユクセル・ギュランが最初に電話をかけた人物として挙がっており、昨日大叔父当人が行った説明では殺害犯がナーリンの死体を渓流に運び投げ捨てたネブザト・バフティヤルであると証言して、本人の供述が取られるのが待たれている。一方で、女児ナーリンが兄によって殺害されたのち家庭会議の決定により死体を処理するために、村の犯罪一家として知られるバフティヤル一家のネブザット・バフティヤルへ引き渡されたと考えられている。

◾️腕の噛み痕

法医学協会の関係者達は、ナーリンの爪の間から検出する予定の皮膚と組織片によって、兄エネスの腕にあり、ナーリンの死体発見前に「小さな口の型に適合する、人の噛み痕」という見解を受けた兄エネスの腕の二つ目の噛み痕が誰のものか特定することが殺人犯の確定の上で大きな要因となると説明し、どれほど遺体上で他の人物のDNAが発見されなかったとしても、少女の腐敗し始めている遺体上で乱暴または乱暴が試みられなかったと発言することあまり確かなことではないと説明する。

◾️矛盾だらけの証言

兄のエネス・ギュランは妹の行方不明の一報を19時11分に「ナーリンは夕食に来なかった」という母の言葉で知ったと話した。兄ギュランは目の打撲痕に関する証言で以下のことを言った。

「ナーリンを探すときトウモロコシの芯があらゆる場所にぶつかった。その後病院から私達に一人の子供がいるという連絡を受け病院に行きその子供を見て、ナーリンでないと知った。戻ってから事件に対する悲しみから自分を殴った。その後法医科へ連れて行かれた時に小さな傷があることに気が付くと、トウモロコシの芯によるものである可能性があることに気が付いた。」

◾️あの日食品雑貨店に行っていなかった

ナーリンの兄エネスは、検察官尋問の中で、村の食品雑貨屋オメル・スサンバーの証言が読み上げられ、この証言に関して質問された。これを受けてエネス・ギュランは「ソフィー・マーケットに向かい自分にエナジードリンクを一本買った。買った時に同じ村の精神障害のあるスレイマンも食品雑貨店に来た。スレイマンにもエナジードリンクを一本買って食品雑貨店を出た。食品雑貨店から出てから友人のムハメト・ヤームルを見た。彼と話した。その後私達の傍にケレム・ギュラン、弟のムハメト、ターヒル・カヤが来た。しばらく後に、義理の祖母のスヘイラ・ギュランが側に来た。彼女はわらを運んで欲しいといった。弟と他の人たちは疲れていると言い、受け入れなかった」と返答した。しかしエネス・ギュランが言及したソフィーマーケットに全く行っていないことが明らかになった。

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( 翻訳者:梅藤琴美 )
( 記事ID:58652 )