ディヤルバクルで埋葬地不足―あと20日分?
2024年09月27日付 Cumhuriyet 紙


ディヤルバクルにある3箇所の墓地が満杯となり、バーラル郡のイェニキョイ墓地では約20日分の場所しか残っていない。ディヤルバクル広域市保健局のヴァハプ・サチャクル局長は、イェニキョイ墓地では約40年の間遺体を埋葬してきたとしたうえ「埋葬用地はこの墓地では15〜20日分しか残っていない」と言う。

人口が200万人に迫るディヤルバクルでは、3つの墓地が満杯となったため埋葬ができず、亡くなった人は約40年の間稼働しているバーラル郡のイェニキョイ墓地に埋葬されている。

ディヤルバクル広域市保健局のヴァハプ・サチャクル局長は、イェニキョイ墓地では約20日分の場所しか残っていないとしたうえで「我々の統計では、1日あたり9〜11人が死亡している。もちろん、災害などによってこの構成は変化する。そのようなことが生じれば、深刻な問題を引き起こすだろう。我々は約40年の間、亡くなった人をバーラル郡のイェニキョイ墓地に埋葬している。埋葬用の土地は、この墓地には15〜20日分しか残っていない。代替として、すぐ隣りにあり広域市が保有している公園緑地用予備の18エーカーの土地を分離した。これにより3ヶ月は保つ。しかし、これに関する不足は深刻だ」と述べた。

■「バーヴァル地方に588エーカーの土地がある」

サチャクル局長は、2022年に1448232TLを費やしてスル郡バーヴァル地方で取得した588エーカーの土地の登記が少し前に完了したと明らかにし「2022年にこの地方の農業・林業地域当局牧草地委員会と話し合い、牧草地としての地価である1448232TLで広域市によって支払われた。その後に行われた活動で、地域の墓地として使用することに反対意見がないことを確認し、県との間での話し合いでもいかなる反対意見も出なかったということだ。パンデミックにより埋葬用地が不足し、このため公衆衛生の観点で我々の土地の取得要請が緊急のものであると評価されたため、環境・都市整備・気候変動省の当局に宛てた我々の書面が省本部に送られた。我々を悩ませているのはイェニキョイ墓地の不足だ。バーヴァル地方の土地の登記が迅速に市に送られ、一刻も早くこのプロジェクトを実行することを望んでいる」と述べた。

■「家族墓地の使用依頼は受理していない」

サチャクル局長は代替案がない状態を望んでいないと明らかにしたうえで、家族・配偶者用の墓地の使用依頼は受理していないと述べ「パンデミックがあり死亡数が一時的に急増した。自然災害の発生に備えた準備はしておきたい。我々の地域で市民たちが宗教的な義務を果たすというのはとても繊細なことだ。我々は代わりがないという状況を求めていない。別の計画もあるが、今回は別の部局が管理している場所を墓地に転換するということになる。これを行ったとしても不足が発生する。バーヴァルの588エーカーの土地については、調査の結果50〜60年分の容量があると見込まれる。昨年、家族用の墓地が売られた。それにより、家族墓地の使用依頼は受理していない。配偶者用の墓地についても、土地の不足により一時的に受理を止めている。新しい墓地の準備ができ、プロジェクトが実行された段階で、家族用・配偶者用の墓地の使用依頼を受け付ける」と述べた。

この件について環境・都市整備・気候変動省の県当局責任者は、問題の解決に向け関連の文書を国有不動産総局に送付し、手続きが続いていると述べた。

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( 翻訳者:神谷亮平 )
( 記事ID:58743 )