レバノン首相、世界に支援要請
2024年10月01日付 Cumhuriyet 紙
レバノン首相ナジーブ・ミーカーティー氏は、イスラエルによる襲撃によって避難する民間人たちへ基本的な必需品を支給するために国際社会に支援の拡大を求めた。
レバノン国営通信社NNAの報道によると、ミーカーティー氏はイスラエルのレバノンに対する襲撃が原因で生じた避難危機に関して国際連合と支援を行う国々の大使とともに会合を開いた。
会合には国際連合のレバノン担当人道調整官であるイムラン・リザ氏、国連人道問題調整事務所の代表者、各国大使が参加した。
レバノン首相ミーカーティー氏は、レバノン史上最も危機的状況の一つであると述べ、「イスラエルがおこした戦争によって約100万人もの人々が避難する事態になっている」と発言した。
レバノン政府は以前の危機と同様に国際連合と協力していく意思があると述べ、避難を余儀なくされる民間人への基本的必需品の供給に尽力するよう呼びかけた。
レバノン首相ミーカーティー氏は、国際連合とアラブ諸国の支援に対して感謝の意を述べた。
ヒズボラと2023年10月8日から限定的な衝突を続けているイスラエル軍は、9月23日レバノン南部の街のみならずベッカーやバールベック地方を何百回と空爆している。
レバノン当局によると、ヒズボラが使用する通信機器を爆発させた9月17日以来、104人の子ども及び194人の女性を含む計1273人が亡くなった。
ヒズボラ最高指導者であるハサン・ナスララ氏は、イスラエル軍が9月27日ベイルートへ空爆を行ったことで殺害された。
ヒズボラというとイスラエルにロケットとミサイルで報復をしている。イスラエル側で多くの軍事基地を狙ったこの襲撃で大きな被害は報告されていない。
イスラエルの襲撃により国内の何十万人もの人々が避難を余儀なくされた。
南部から首都ベイルートや北部に避難民が押し寄せるなか、シリアに数万人もの人々が避難したと述べられた。
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( 翻訳者:安孫子織絵 )
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