アメリカ合衆国ニュージャージー州にあるスカイランド・スタジアムという名のスポーツ複合施設でギュレン派テロ組織(FETO)首領フェトフッラー・ギュレンの葬式が行われた。葬儀に参加したFETO関係者達の一部は、帽子、眼鏡、マスクを身につけて顔を隠そうとした。式では、トルコ国軍(TSK)の礼拝指導者にして7月15日クーデター画策の逃亡犯、アーディル・オクスズが映像で映っていると主張された。
◾️映っているのはアーディル・オクスズか
FETOの首領フェトフッラー・ギュレンの葬儀では、トルコ国軍(TSK)の礼拝指導者にして7月15日クーデター画策の逃亡犯、アーディル・オクスズの映像が映っていると主張された。
葬儀では長年消息が判明しない、裏切り者のアーディル・オクスズも参列しているという画像がSNSで話題となった。棺の背後にいる人物が、7月15日クーデター未遂の重要人物にして同組織のTSKの礼拝指導者のアーディル・オクスズであると言われた。
FETOの首領フェトフッラー・ギュレンの遺体は、同組織がアメリカ合衆国での拠点として使用しているペンシルベニア州の農場の庭に埋められた。ニュージャージー州にあるスカイランド・スタジアムという名のスポーツ複合施設で行われた葬儀に参加したFETO関係者達の一部は、帽子、眼鏡、マスクを身につけて顔を隠そうとした。
◾️組織からの指令
FETO首領の為に催される葬儀場所の情報は直前まで秘密にされ、式の数時間前に同組織のWhatsAppグループから通知が行われた。その通知メッセージでは、首領ギュレンの葬式に参加する組織関係者達へ、顔を隠せるようなものを持ってくるよう勧めた。
◾️マスク、帽子、眼鏡
メッセージでは、「マスク、帽子、眼鏡を身に付けろ。トルコで報道される。警備が配置される。QRコードでスタジアムへの入場が行われる。」と書かれていた。正午頃にスタジアムに集まって来たFETO関係者が帽子やマスクで顔を隠し、外に晒されている目の部分にも眼鏡をかけて隠そうとしたことが見受けられた。
黄色のベストを着た一部の組織関係者達はというと、報道関係者達を見ると、顔を手で隠そうとした。
◾️農場に掘られた穴に埋められた
FETO首領のギュレンの遺体は、同組織がアメリカ合衆国で拠点として使っているペンシルベニア州にある農場の庭へ埋められた。ギュレンの埋葬は、組織の上層部そして近親者達を含む限られた人々が参加して実施された。
10月20日の夜に訃報が伝えられたFETO首領のギュレンの遺体は4日間聖ルークズ病院のモンロー支部の霊安室で保管されていた。
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( 翻訳者:梅藤琴美 )
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