アレッポで反政府と政府軍、衝突
2024年11月28日付 Hurriyet 紙


シリア・アレッポ県の郊外において、バッシャール・アサド政権と反政府を掲げる武装勢力であるタハリール・アル=シャーム機構(HTS、元「ヌスラ戦線」)の間で発生した衝突は未だに続いている。武装勢力は、アレッポの中心部から半径5キロメートル近くまで迫る途中で、衝突で数十名の政府側兵士が捕虜となったことが分かった。

衝突は当初、昨日の明け方にアレッポ県の西に位置する郊外で発生し、日中も続いていた。武装勢力は、昨日アレッポの西部で32の村・地点を支配下に置き、今朝2つの村をも支配下に置いた。

反政府軍がアレッポの西に位置する郊外で支配に置いた場所や地点には、アル=ラギブの丘、クプタン山、ダッババトの丘、アンジャラの町、46番目のリワーとカフル・ベスメ、バサルトゥーン、フール、アル=カシミイェ、アジル、ベレ、セルーム、カフル・ビッシーン、シャイフ・アキル、フルデルカル、アジェーミー、ウルム・スグラ、ウヴェイジル、アル=ヒュテ、アル=ダァバ、ウルム・アル=クブラ、ビシャンタラ、バクディナ、ジャミヤート・アル=マアリ、ジャミヤート・アブー・アムシャ、ジャミヤート・アミン、ジャミヤート・マナヒル、ジャミヤート・アル=リドヴァン、ミュヘンディシン、アルナズ、カフル・ナハ、カナセル、カフル・ジュム、そしてシャイフ・アリが含まれている。これらの地域は、以前はアサド政権の支配下にあった。

◾️アレッポの中心部から半径1キロメートル近くまで迫った

反政府軍は、アレッポの中心部から半径1キロメートル近くまで迫り、250平方キロメートルの範囲を支配下に置き、加えて早朝からアレッポ・ナイラブ軍用飛行場に対してドローンで攻撃を仕掛け、ヘリコプター1機を破壊した。

アサド政権は、衝突が続く中、陸戦用の武器を用いて民間の居住区を攻撃対象とした。

◾️何十人もの政府軍兵士は捕虜となった

HTSは、支配下に置いた地域において、アサド政権が所有する重火器や軍用車両を没収し、何十人もの政府軍兵士は捕虜となった。衝突で多くの政府軍兵士が亡くなった。

同地域における衝突から逃げてきた約1万人の民間人は、イドリブの郊外に避難した。

衝突は、アレッポの中心部に向かって激しさを増しながら続いている。

◾️イドリブの東部で5つの村が支配下に置かれた

衝突が激しさを増して継続される中、今朝新たな戦線が発生した。

シリア北西部に位置するイドリブ県の東部にあるセラーキブ地域で、今朝衝突が発生した。

反政府軍は、アサド政権の支配下にあったトリンベ、ダーディーヒ、カフル・バティヒ、ジューバース、そしてシャブル村を支配下に置いた。

◾️イランの司令官がアレッポにおける衝突で殺害

シリアのアレッポの郊外で昨日からバッシャール・アサド政権と反政府を掲げる武力勢力HTSの間で激しい衝突が続いている。イスラム革命防衛隊によって発表された声明によると、革命防衛隊において「軍事顧問」として任務に就いていたキウマルス・ハーシェミー准将が、HTSがアレッポの西部で行った攻撃の対象となったことが明らかにされた。同イラン人司令官は、攻撃の結果、命を落としたとされた。

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( 翻訳者:山口晴夏 )
( 記事ID:59145 )