イギリスの首都ロンドンで、テロ組織PKK(クルディスタン労働者党)の支援者らが、デモ活動の2日目も警察と衝突した。テロ組織PKKの支援者らが警察官に水のペットボトルを投げつけて攻撃しようとした後、支援者らのグループと警察の間で小競り合いが発生した。ロンドン警察の発表によると、テロ組織PKKとの繋がりが疑われる活動に関する捜査が行われ、7人が身柄を拘束されたということだ。
イギリスでテロ組織PKKに対して実施されている捜査で7人が身柄を拘束された後、2度目のデモ活動を実施したテロ組織支援者らと警察の間で再び衝突が発生した。
首都ロンドンのターンパイク・レーン駅出口に集まったPKK支援者らは、後に警察が捜査を行うったハーリンゲイにある「社会センター」として使用されている団体の建物に向け行進を行った。
テロ組織の支援者らは行進の間、トルコ・イギリスに反対するスローガンを掲げ、団体の建物近辺で封鎖線を築こうとしていた警察と衝突した。
テロ組織PKKの支援者らが警察官に水のペットボトルを投げつけて攻撃しようとした後、支援者らのグループと警察の間で小競り合いが発生した。
■PKKへの捜査で「非常に深刻な」疑惑について調査している
ロンドン首都警察の発表によると、テロ対策室がテロ組織PKKとの繋がりが疑われる活動に関する捜査を実施し、7人が身柄を拘束された。
声明ではテロ対策室のヘレン・フラナガン室長が「捜査は続いており、非常に深刻な疑惑について調査を継続している」と述べた。
フラナガン氏は、この捜査ではすべての作戦が独立して実施されており、責任者は可能になれば迅速かつ丁寧に動いているとしたうえで、次のように述べた。
「捜索活動の一部は今後数日続くと推測しており、これが地域社会のいくつかの場所で問題と不安の原因となっていることは承知しているが、それらを可能な限り短期間で元に戻すべく力を尽くしていることを保証できる」
■7人の身柄拘束
ロンドン警察の発表によると、テロ対策室が11月27日朝に首都の複数の地点で作戦を実施したということだ。
発表では、テロ組織PKKに対する捜査で7人(うち2人は女)が身柄を拘束されたということだ。
捜査が行われた場所の周辺では歩行者や自動車の通行が禁止され、警察官やパトロールの数が増やされたと発表された。
■PKKはパニックに
トルコの公式の情報筋も、イギリスがテロ組織と認定しているPKKに対し、治安部隊がテロ組織の資金調達、不正所得との戦い、メンバー集めなどに対する作戦を実施したと伝えている。
この枠内で、トルコ側の責任者からイギリスの関係当局に対し、関連する情報が整理のうえ伝達され、文書が完成次第イギリスの関係当局が作戦実施を決定したと報じられた。
情報筋は、伝統的にテロ組織PKKの末端組織の1つだった団体への手入れと、団体が2週間にわたり閉鎖され捜査を受けたことの重要性を強調している。情報筋は、イギリスにおけるテロ組織PKK系のグループはパニックに陥っていると評している。
■組織の支援者と警察の間で衝突:4人が身柄拘束
身柄拘束の後に始まった捜査に対し、ロンドンのテロ組織PKKの支持者たちが反応を示した。
ハーリンゲイにある団体の建物の前に集まった組織の支持者らが、その場所に封鎖線を築こうとしていた警察と衝突した。4人が身柄を拘束された。
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( 翻訳者:神谷亮平 )
( 記事ID:59151 )