PKK/PYGでパニック模様―シリア新体制の旗を掲げる
2024年12月13日付 Hurriyet 紙
シリア北東部を占領しているテロ組織PKK/YPGは、ここ数日の攻撃により、困難な状況に陥っているように見える。
シリア国民軍の攻撃でメンビッチの中心部から追われたテロリストらは、アラブ遊牧部族による攻撃でデリゾールからも遠ざけられたのち、ダマスカスで政権を獲得したHTSやその他の反政府派グループに好意的にみられるようにと、彼らの旗を掲げた。AFP通信の報道によると、シリアの北東部にある自称「自治区」は、シリアの反政府派が使う3つ星の旗を用いるという。テロ組織からの発表によると、地域のすべての組織、行政、施設で「シリアの人々の自由、尊厳、国家統一」のシンボルである3星のシリア国旗を使うという。
■「アメリカは我々を見捨てた」
テロ組織の長であるマズルム・アブディーは、アメリカのニューヨークタイムス誌の記者にアメリカ政府は我々を見捨てたと述べた。デリゾールとメンビチで、アメリカ軍は彼らを支援しなかったというアブディーは、ただ一般市民の避難のためにドローンによる映像を共有し、他のグループとの間の橋渡しをしただけだったという。テロ組織の長は、こうした対応は、テロ組織ISの再興の原因となりかねないと述べた。アメリカ政府は、ISへの戦いの必要性から、シリアにおいてテロ組織PKK/YPGと協働している。
テロ組織PKKのシリア部隊であるPYD/YPGに対し攻撃を続け、メンビチをテロから奪ったシリア国民軍(SMO)は、メンビチの東で、12月16日月曜日の夕方5時までの間、4日間の停戦に合意したと発表した。SMOに属する「自由の夜明け攻撃室」からなされた発表によると停戦の条件は、テロ組織のメンバーがメンビチやその周辺から家族とともに撤退する時間が確保され、スルタン・スレイマン・シャー廟とその周辺の村々は、SMOに渡される。ティシリンダムの管理は民間の関係者に引き渡され、武装勢力はこの地域を離れる、というものである。
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( 翻訳者:トルコ語メディア翻訳班H )
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