文化イスラーム指導大臣と日本大使が会談で強調:イランと日本の多面的関係発展の幅広い機会(3)
2024年11月28日付 Iran 紙


−(続き)−

◆イラン・日本外交関係樹立100周年

 サーレヒー大臣は、日本・イラン両国の外交関係樹立100周年に言及して、「この関係(100周年)を転換点とみなすことができ、これを基に必要な措置を講じることができる」と述べた。

 文化イスラーム指導大臣は、二国間で口承により語り継がれている関係性を築き上げてきた点を指摘した日本大使の言葉を受けて、次のように述べた。「オーラルヒストリーの一部は政府関係者に関連するものだが、政府関係者に限られたものではない。なぜなら、イランから日本に行った人やその逆の人の多くが、オーラルヒストリーの領域の中に位置付けられることができ、重要な点を示すことができるからである」

 サーレヒー大臣は次のように強調した。「両国の公式の関係樹立100周年を転換点とみなし、この数年間にさまざまな業務を遂行することができる」



 同大臣は、音楽、映画、視覚芸術、その他いくつかの分野からのアイデアは、この戦略に沿って利用することができると述べ、「物語映画、短編映画、ドキュメンタリー映画は、この路線を進める上で良い題材になりうるものだ。 また、アニメーション(日本の強みのひとつであり、イランも良い歩みを進めている)も交流の扉を開くことができる」と付け加えた。

 文化イスラーム指導相は、最近日本のアニメの一つにフェルドウスィーの『シャーナーメ』の登場人物が使われたことを指摘し、このことは歴史的神話の分野における両国の文明的交流の一部であり、イランと日本は互いに神話を共有することができるゆえに、好ましい出来事であると述べた。

 サーレヒー大臣は、両国の外交関係樹立100周年をテヘランと東京の関係発展における重要なポイントであると指摘し、またイランにおける日本のメディアの活動について言及して次のように述べた。「イランに関する正しいイメージを提示するのに役立ち得るツールのひとつが独立したメディアである。文化イスラーム指導省は、イランの真実にして正確なイメージが提示されるよう、そうしたメディアと足並みを揃えるべく努力する」と述べた。

−(4)に続く−

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( 翻訳者:SA )
( 記事ID:59264 )