裁判所、カナル・イスタンブル計画に無効判決
2024年12月25日付 Cumhuriyet 紙


公正発展党の選挙期間中の公約のうちの一つであり、何度も議論されていた「カナル・イスタンブル計画」が、イスタンブル第五行政裁判所により法律的原則かつ都市計画の原則に反しているとして無効判決が出された。

公正発展党のレジェプ・タイイップ・エルドアン大統領が特に選挙期間中に議題とし、選挙公約として国民に提示したが科学者たちが反対していた「カナル・イスタンブル計画」に関する予備区宣言と環境整備計画は、イスタンブル第五行政裁判所によって法的に違法とされ、取り消しされた。

行政裁判所は、必要な科学的・技術的分析がされることなく建設予備地域の決定がなされており、この決定は都市再開発の目標から遠ざかりイスタンブルの自然地域を脅かす新たな居住地計画の基盤となっていると指摘した。同裁判所は、建設予備地域として宣言された地域は、イスタンブルの森林、農業、流水域などの保護すべき自然地域を含んでおり、詳細な調査や報告なしに宣言が行われたと指摘した。

◾️多数決で無効判決

取り消しの理由を列挙した裁判所は、カナル・イスタンブル計画は基盤である予備建設決定が違法であるとした。また、計画が修正という形で準備しなければならないところを変更としており、都市技術インフラ評価報告書が存在していないことに注目した。この計画が、現行法規、計画の基礎原則、都市計画原則に反していると判断した裁判所は、多数決により無効判決を出した。

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( 翻訳者:田端咲希 )
( 記事ID:59353 )