タイ警察は、イスタンブル空港で荷物の中から見つかった希少種のゴリラの赤ちゃんに関する捜査の一環で、密輸の容疑者らの農場に強制捜査を行った。
タイ警察は、イスタンブル空港の荷物の中から見つかった希少種のゴリラの赤ちゃんの密輸容疑者らに強制捜査を行った。トルコ経由でバンコクに送ろうとナイジェリアから出発したゴリラの赤ちゃんがイスタンブル空港で保護されたのち、タイ警察は行動を開始した。警察は、密輸の容疑でナコーンパトム県にある農場に強制捜査を行った。
◾️22種類284頭の動物を発見
タイ天然資源・環境犯罪課ワチャリン・プーシット警視長は、発表の中で、トルコ警察と共有された秘密情報からゴリラの最終目的地である農場に強制捜査を行い、22種類284頭の動物が見つかったと述べた。同農場が動物ビジネスに必要な免許を持っていたことに言及したプーシット警視長は、農場にいた動物の取引が合法であったか否かについては、捜査を開始したところであると述べた。同警視長は一方で、イスタンブルで保護されたゴリラが入っていた荷物が書類上「50羽のうさぎを輸送する」として申告されていたことを明らかにした。農場のオーナーも、動物ビジネスに従事しており、必要な認可は取っているとの供述を行った。
タイ国立公園外来種・植物保護局のアッタポーン・チャロエンチャンサ局長は会見を行い、タイに輸送される計画であったゴリラが、ここから他国への密輸が企てられていたことを突き止めたと述べた。アッタポーン局長は、希少種のゴリラが密輸市場での価値が高額であると明かした。
タイ警察はこの事件に関する捜査を続けている。
商業省税関執行局職員は、12月22日にイスタンブル空港でナイジェリア発バンコク行きの便に乗ったケージから希少種の「ゴリラの赤ちゃん」が見つかったことを明らかにしていた。
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( 翻訳者:関口ひなた )
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