イランとシリア、大使館再開の準備整う|ペゼシュキヤーン大統領とスィースィー大統領の会談の詳細(1)
2024年12月24日付 Hamshahri 紙


 在シリアイラン大使館再開のための政府の計画について、政府報道官は「大使館に関して我々のアプローチは外交的であり、我々も準備ができているし、彼らもこの準備ができている。両国の大使館再開に向けて外交協議を行っている」と述べた。

【ハムシャフリー電子版】タスニーム通信によると、ファーテメ・モハージェラーニー政府報道官は、テレコム博覧会で行われた本日の記者会見の際のコメントの中で、以下のように述べた。「第7次開発計画[第7次経済開発5ヵ年計画]の執行規定は、必要かつ望ましいスケジュールに間に合うように、注意深く速やかに準備され、承認されている」

 インフレと物価高に対処、制御する上での政府の措置と計画に関する質問に答えて、同氏は次のように述べた。「この問題は国民の権利要求の一つであり、議会に提出された来年度予算では、国民の生計を助けるために、20%の賃上げ、税金の免除額の倍増が盛り込まれている。市場規制会議が繰り返し開催され、政府は国民の購買力を低下させないよう努めている。必要性を考慮して一連の支援策も用意されており、必要な時に配布される予定だ」

 エジプトのスィースィー大統領とペゼシュキヤーン大統領の最近の会談に関する別の質問に答えて、政府報道官は、「この会談の主軸はイランとエジプトの交流を拡大することである。両国は地域の平和の確立においてより大きな影響を与えることができる。地域の安全と安定は、全ての人にとって有益なものとなるだろう」と述べた。

 モハージェラーニー報道官は、政府の停電管理計画に関する別の質問に答えて、次のように述べた。「エネルギー省の発表によると、我が国の発電所では約900億立方メートルの燃料が使用されており、そのうち約760億立方メートルは天然ガスである。もちろん、これ以外の燃料も使用されている。ここで私たちは非ガス燃料の7%の削減に直面し、(その分は)国民と産業への被害を軽減するためにディーゼル燃料に代替された。エネルギーポートフォリオを多様化することは正しい措置の一つである。政府は停電の防止に努めている。これだけの備蓄を有するイランが停電するのは適切ではないが、この状況を乗り越えるべく我々は共に取り組んでいる。ディーゼル燃料の供給は2倍になった。ガスの輸入により停電がなくなることを願っている」

 同氏は次のように指摘した。「もちろん、産業は停滞するべきではないということを忘れてはいけない。産業は稼働と生産のためにエネルギーを必要とし、政府はこの分野に積極的に取り組んでいる」

 在シリアイラン大使館再開という政府の計画に関する一部の報道の存在についての質問に答えて、政府報道官は以下のように述べた。「国民の投票に基づいて政府を樹立し、シリアの領土保全を維持することが重要である。シリアや他の近隣諸国が被害を受けないよう、テロリズムの拡大と広がりを防ぐことは、我々と地域にとって重要である。大使館に関して我々のアプローチは外交的であり、我々も準備ができているし、彼らもこの準備ができている。両国の大使館再開に向けて外交協議を行っている」

−(2)に続く−

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( 翻訳者:LJ )
( 記事ID:59490 )