イラク・クルド自治区有力者メスード・バルザーニ―とシリア民主軍リーダーと会見
2025年01月17日付 Cumhuriyet 紙
イラク・クルド人自治区の主要政党の1つであるKDP(クルディスタン民主党)のマスウード・バルザーニー党首が、SDG(シリア民主軍)のマズルム・アブディ指導者と会談を行った。
イラク・クルド人自治区(IKBY)の主要政党の1つであるKDP(クルディスタン民主党)のマスウード・バルザーニー党首が、SDG(シリア民主軍)のマズルム・アブディ指導者と会談を行った。
KDPのマスウード・バルザーニー党首がアルビルで、テロ組織YPG(クルド人民防衛隊)を後ろ盾とするSDGのマズルム・アブディ指導者と会談を行った。会談について、「バルザーニーのオフィス」が声明を発表した。同地域の「クルド人からどのような協調の態度を示すことができるかについて意見交換を行った」とのことだ。声明では他に次のようなことが述べられていた。
「シリア民主軍のマズルム・アブディ総司令官は、今夜セラハッディンでマスウード・バルザーニー党首の歓待を受けた。会談では、シリアの現状、安全保障・政治の分野における最新の状況について話し合われた。また現在のシリアにおいて、クルド人勢力が最新の状況に関してどのような態度を示す必要があるか、クルド人勢力の間での共通の立場を表明しどのような態度を示すことができるかに関する意見交換を行った」
■新政権との合意における共通の態度
また会談では、シリアのクルド人勢力がいかなる外圧も介入させず、平和的な手法で運命を明確にしていく必要性、権利を確固たるものにするために一つになって共通の立場を示し、シリア新政権と合意・協調していく必要性を強調した。クルド人勢力が平和と安定の一部となり、またシリアにおけるクルド人やその他の民族集団が直面してきた悲劇をこれ以上繰り返さないための努力が必要だと述べられた。
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( 翻訳者:神谷亮平 )
( 記事ID:59515 )