アメリカがアンサーロッラーをテロ組織に指定したことに対するイランの反応
2025年01月23日付 Hamshahri 紙
イラン外務省報道官は本日、アメリカ国務省がイエメンのアンサーロッラー(フーシ派)をいわゆる外国テロ組織のリストに追加したことを非難し、この措置を、アメリカと、シオニストたちによるガザの人々へのジェノサイドの共謀であるとした。
【ハムシャフリー電子版】エスマーイール・バガーイー外務省報道官は、本日(木曜日)、バフマン月4日(西暦1月23日)にアメリカ国務省がイエメンのアンサーロッラーをいわゆるテロリスト集団のリストに追加したことを非難した。
アメリカ新政権は本日木曜日未明、イエメンのアンサーロッラー抵抗運動をいわゆる外国テロリスト集団のリストに追加した。ホワイトハウスも同時に声明で発表した。「フーシー派の活動は、中東におけるアメリカの民間人及びすべての職員の安全を脅かしている。」アメリカ政府の発表によれば、アンサーロッラーは2023年、何十回にも渡りアメリカ海軍の軍艦を攻撃し、アメリカ軍人の命を危険にさらした。
バガーイー氏はこれに関係して、イエメン国民にレッテルを貼り、イエメンのアンサーロッラーの名前をいわゆる外国テロ組織に指定するというアメリカ国務省による措置は、イエメンに対する非人道的な制裁行為のための言い訳であり、不当で根拠がない措置であるとした。
このイラン上級外交官は、この措置を国際法に反するものだと非難した。
◆法の支配の更なる弱体化
外務省報道官は、イエメン国民と、シオニスト政権による不法占領とジェノサイドに直面している、迫害されたパレスチナの人々の気高い連帯に言及しながら、アメリカ国務省による、イエメンの人々にレッテルを張ると言う措置は、ガザ地区のパレスチナ人に対するジェノサイドというアメリカの前政権による15か月間の共謀を擁護するものであるとした。
バガーイー氏は、このような横暴で根拠のない、一方的な行動を、国際関係領域における法の支配の更なる弱体化につながるものであり、地域の平和と安全を脅かすものであるとした。
アンサーロッラーのナスレッディーン・アーメル メディア部門副代表は、このアメリカによる措置に対する反応の中で述べた。「アメリカ人たちが海で我々に立ち向かえずに負けたように、今回もまたアンサーロッラーをテロリズムのリストに加えるという彼らの措置は失敗に終わるだろう」
パレスチナのイスラム聖戦運動もまた以前、アメリカによるこの措置を非難しパレスチナ国家を支持する誇り高き抵抗グループに圧力をかける取り組みの一環であると述べた。
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( 翻訳者:KY )
( 記事ID:59686 )